恣翁さん
のうた一覧
(カテゴリー:その他 並び替え:新着順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
枕灯の芯細むれば 窓越しの森に映れる影も遠退く
平成二十八年一月二十二日
24
もっと見る
松の薪燃えて 俄かに部屋中を 銅色に明く染めけり
平成二十八年一月十九日
23
余りに寒いので、那須に居た頃借...
もっと見る
自堕落な立膝の口に 咥へたる椿一輪 房楊枝かな
平成二十八年一月十八日
7
房楊枝を使って歯磨きをする女性...
もっと見る
鱒寿司を解けば 強き笹の葉の痼りて 輪っぱの縁に圧したり
平成二十八年一月十七日
13
もっと見る
手盥の冷たき水に犇きて 寒蜆 闇にささめきつらむ
平成二十八年一月十六日
19
もっと見る
噦りつつ 在郷の唄を口遊む女や 誰にいびられてけむ
平成二十八年一月十三日
15
もっと見る
凩に 三味線の音のきれぎれに 妓の嬌笑の 夜を籠めて冴ゆ
平成二十八年一月十日
16
もっと見る
御代はりの焼酎遅く 灰皿の吸殻ばかり堆きかな
平成二十八年一月七日
15
もっと見る
綿のごと疲れながらも 寝苦しく 早鐘撞くがに 鼓動の聞こゆ
平成二十八年一月六日
19
もっと見る
生臭き 修羅に憑かれし人間の魂 彷徨へり 海月となりて
平成二十八年一月三日
16
もっと見る
昭君の望郷の思ひ 玉と凝り 苔むす枝に梅花と化しけむ
平成二十七年十二月三十日
19
苔むす枝に玉を綴り ・・・・・...
もっと見る
掌に止まるタテハの翅の息すがに 少女は展く 文庫の本を
平成二十七年十二月二十九日
20
もっと見る
暖房の効きたる部屋に入る外気 柔らかき針 頬を刺しけり
平成二十七年十二月二十三日
13
もっと見る
羽子板の羽二重の頬に 針刺しし幼心を懐かしみけり
平成二十七年十二月二十一日
12
羽子板の羽二重の頬 なつかしむ稚...
もっと見る
稽古着の藍に 夕日のほんのりと色差し 面に紫に映ゆ
平成二十七年十二月二十日
19
本日の稽古納めで、稽古の相手を...
もっと見る
シンシンと鳴る鉄瓶ゆ 魚のごと無表情に 白湯 湯飲みに注げり
平成二十七年十二月十九日
23
もっと見る
緩みたる肌を張らせし冷気こそ 吸ひ込める肺 蘇生させけれ
平成二十七年十二月十九日
20
もっと見る
撃鉄の空撃ちの音に 熾りたる炭火の灰の 崩れ落ちけり
平成二十七年十二月十三日
18
もっと見る
鋤鍋に 糸蒟蒻ぞ 炎天の蚯蚓のごとく 焦げて残れる
平成二十七年十二月十二日
14
もっと見る
溝溜めの底に あの夜の寒さこそ 捨てつる出刃と残りたるらめ
平成二十七年十二月九日
11
投げこんだ出刃と一所に あの寒さ...
もっと見る
[1]
<<
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
32
|
33
|
34
|
35
|
36
|
37
>>
[59]