恣翁さん
のうた一覧
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緩みたる肌を張らせし冷気こそ 吸ひ込める肺 蘇生させけれ
平成二十七年十二月十九日
20
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撃鉄の空撃ちの音に 熾りたる炭火の灰の 崩れ落ちけり
平成二十七年十二月十三日
18
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鋤鍋に 糸蒟蒻ぞ 炎天の蚯蚓のごとく 焦げて残れる
平成二十七年十二月十二日
14
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溝溜めの底に あの夜の寒さこそ 捨てつる出刃と残りたるらめ
平成二十七年十二月九日
11
投げこんだ出刃と一所に あの寒さ...
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悠々と 鉈豆煙管を 五徳にし叩きて 老の灰を落としつ
平成二十七年十二月七日
13
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雨の中 後ろ姿を拝みけむ 道案内の媼の情に
平成二十七年十二月五日
18
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憾み消え 灰ならむずる能なしを 火鉢の縁の炭に見しかな
平成二十七年十二月四日
21
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すきま風に 炭の火勢の朱鷺色に 霜に染まりぬ 冬来たりなば
平成二十七年十二月二日
18
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眠りたる 稚き児を縊りたく 腕の疼ける この夕べかな
平成二十七年十二月一日
13
此の夕べ 可愛き小鳥やはやはと ...
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汚れたる手拭ひに似て 分譲の招きは 棹に縒れ纏はれり
平成二十七年十一月二十九日
13
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店内の鴨居に貼れる短冊の赤 目に染むる中華街かな
平成二十七年十一月二十九日
21
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軒下に垂れたる 白き暖簾より洩るる灯ぞ 糸雨照らしける
平成二十七年十一月二十五日
16
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薄霜を帯びたる濡れし軌条こそ バラスの群れの上に佇め
平成二十七年十一月二十三日
12
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右の手の人差し指と中指で 軽く交互に卓を叩けり
平成二十七年十一月十七日
12
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踏み切りに待つ人を過ぎる 闇に白き猫な魅入りそ 死の誘ひへ
平成二十七年十一月十六日
10
自殺しに吾が来かゝれば 白い猫が...
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燃えさしの燐寸の 水に消ゆる音の耳につくほど 静寂ぞ深き
平成二十七年十一月十六日
21
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傾きし陽の射し 眩き厩こそ 馬糞の臭ひ 鼻に付きけれ
平成二十七年十一月十五日
13
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棟瓦の 夕付く日を実に噛むごとく ガスストーブのボッと火の点く
平成二十七年十一月十四日
18
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人気なき厨の 黒き梁を 射す白き日に 安らひ喫茶す
平成二十七年十一月十日
15
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生れし児の蛇ならませば 取り澄ます孕み女や 如何にならまし
平成二十七年十一月九日
12
蛇の群れを生ませたならば ・・・...
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