恣翁さん
のうた一覧
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橋渡れば せせらぎに沿ふ山道は 流れに任せ 対岸うねりき
平成二十六年一月十六日
28
昨年の台風18号により、牛尾山...
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明け遣らぬ舗道は凍てて 鉛筆で塗り潰すがに 黒く光れり
平成二十六年一月十日
17
今朝は、本当に寒かった。
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森々と古都に降る雪 重畳と連なる甍を 明日染むべし
平成二十五年十二月三十一日
32
小さくて見にくいですが、アイコ...
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寒気満ち 霜を帯びたる天の川 無人の地上を圧したるかな
平成二十五年十二月三十日
34
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雪冠るイヌマキの枝 撓垂れて 吐息つくがに 時に震えり
平成二十五年十二月二十九日
18
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荒涼と 闇に沈めるみづうみは 鉛のごとく動かざりけり
平成二十五年十二月二十九日
19
28日の夜、自宅に帰省しました...
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青葉から覗く柚の果 冷ややかに 目覚めさすがに 我が眼を射けり
平成二十五年十二月二十三日
31
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苛烈なる歳暮の風に 首すくめ 襟より侵す寒気凌げり
平成二十五年十二月二十二日
23
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朔風の強く吹ければ 泥濘に残る足跡 漣立てり
平成二十五年十二月二十一日
19
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枯れ尾花靡く浜辺に 白く立つ潮頭より 波の花舞ふ
平成二十五年十二月十八日
20
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傘差すを止めて 夜空を見上ぐれば 蛍舞ふがに雪乱れ落つ
平成二十五年十二月十六日
23
先週の木曜日の午後から、新潟に...
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落葉踏む足音高く 新月の下枝に寒き光放てり
平成二十五年十二月六日
21
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田の面に水は溢れて 逆しまに 樹影映せる初冬の朝
平成二十五年十二月三日
25
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座する吾の頭上を 風の吹き過ぎて 楢の枯葉の擦れ合ふなり
平成二十五年十二月二日
20
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古びたる渡しに 雨の注ぐがに 落葉の寒く風に舞ひたり
平成二十五年十一月二十七日
17
山村 人影少にして 風は急なり...
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歪なる赤き月こそ 空低く 大きく浮くを車窓に見しか
平成二十五年十一月二十二日
15
なんとなく不気味な感じの月でし...
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落日は 徐々にその影拡ぐるに 今 休息の中に入る浜
平成二十五年十一月二十一日
20
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葉を落とし 高き欅は 刺し網のごとき上枝を 空に透かせり
平成二十五年十一月二十日
25
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木立砕く月桂青く 煙るがに地を這ひたるを 踏みて進まむ
平成二十五年十一月十九日
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雑踏の絶えし祇園の白川の石畳の上に 夜霧降りけり
平成二十五年十一月十七日
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