恣翁さん
のうた一覧
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立ち葉枯れ 蝗 野山の道に追ひ 待ち人着けば 今へたり込む
平成二十九年五月十一日
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飢饉の中を、イナゴを追って旅し...
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門を閉ざし 籠もれる書斎の日は長く 床掃きし後 独り香焚く
平成二十九年五月七日
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・・・・・ 日永く 東斎 淡と...
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わだば(はぁ) 八十神掛けて 世に出でむ 人にも告げつ ゴッホになると
平成二十九年五月六日
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棟方志功さん、ごめんなさい。
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行き先に 憧れ抱き 斑蝥の案内する道 いざ出発たむ
平成二十九年五月四日
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二千首詠を達成しました。三千首...
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春酔を載せて 帰れる釣り舟に 沙鳴らしたる狐雨聞く
平成二十九年四月二十九日
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一川の流水 半村の花 旧屋の南...
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夜の胞は 昏く濁れる水底ゆ 甘酸き腐臭の泡放てり
平成二十九年四月二十三日
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某歌人さんの詠まれた歌にヒント...
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茫とせし湯気の中より 浴槽に落ちし雫の音 響きけり
平成二十九年四月二十三日
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日曜の朝に 牛乳瓶を持ち パジャマで 新聞受けを覗けり
平成二十九年四月十六日
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寝転びて 雨に 燕を眺めつつ 杏花を案ず 散らざらむかと
平成二十九年四月十一日
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牀は屏風に隠り 竹几斜めなり ...
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煮え滾り 蓋をカタカタ 鳴らしたる湯沸かしに 水注ぎ足してけり
平成二十九年四月十日
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朦朧たる玻璃窓ゆ 音の漏れ来たる雨ぞ 定めし清しかるらむ
平成二十九年四月九日
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寝筵の手枕に臥し 侘しくも 暖かき雨の音を聞きたり
平成二十九年四月八日
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暖かき雨訪へど 老いの常なれや 火の傍らを 離るるに難き
平成二十九年四月六日
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歌を送っていただいた某歌人さん...
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冬の季を費やし尽くし 残りたる寄り木を 供養に 雁風呂焚きけむ
平成二十九年四月四日
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夜深く 花な睡りそ 海棠の紅の装ひ 燭に照らさむ
平成二十九年四月三日
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東風嫋々として 崇光泛ぎ 香霧...
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蘇生するごとく 卯月の朝の気を 胸一杯に吸ひて出かけむ
平成二十九年四月二日
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上げ潮に 流れで黒ずむ神田川 朝の河岸にぞ 船を舫へる
平成二十九年三月二十七日
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軽やかな空気を揺らし 娘らの 猫の戯るがに 花を摘みたり
平成二十九年三月二十二日
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彼岸にし 積む雪除けし窪みにぞ 常葉の樒 手向けたりける
平成二十九年三月十七日
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蓬髪ぞ 一思ひにし截ちつらむ 雨暖かく 降り続けるに
平成二十九年三月八日
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