恣翁さん
のうた一覧
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音を立てで 針を噴くがに飛ぶ雪や 陽に閃きて枯れ枝に咲かむ
平成二十八年二月七日
17
午後小雪がちらつきました。我が...
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筍を驚かさむと 寒空に雷鳴轟く 芽吹きのために
平成二十八年二月七日
17
春風 疑ふらくは天涯に到らざるか...
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鵲の 林の上に架けし橋 渡り来らめや 月の音ならし
平成二十八年一月三十一日
23
音には訪れの意味があると知りま...
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さわさわと 顔に触れたる風花は 儚き天使の幽霊に似る
平成二十八年一月二十六日
20
昨日は大雪の天気予報でしたが、...
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火取り蛾の白く群るがに舞ふ雪は 夜の色さへ埋み消しなむ
平成二十八年一月二十一日
22
積雪量は10cm程度でしたが、...
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青白き海底に似たる雪道に 夜汽車のごとく 瀬の響きたり
平成二十八年一月十八日
24
首都圏の積雪報道から、イメージ...
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珍かな 空の女神の覗かする脚線美こそ 黄道光なれ
平成二十八年一月十五日
12
黄道光は 空の女神の脚線美さ だ...
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雪落つる風の簪 煌きて 梢に白き炎上げけり
平成二十八年一月十二日
17
関東の歌人さんからいただいた歌...
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水に映る 月に疎らな梅が枝の 暗く仄かに香り撒きけり
平成二十八年一月十一日
23
・・・・・ 疎影 横斜して 水...
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シベリアの緩き起伏に 白樺の幹 蒼褪めて玻璃に似るかも
平成二十八年一月十一日
17
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輝きのなき夕陽なむ 煙るがに見ゆる冷気を 照らしたりける
平成二十八年一月九日
19
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散る花の幽き香り尋ぬれば 窓の上の額に 梅入りにけり
平成二十八年一月八日
16
・・・・・ 似る莫れ 春風の ...
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白蓮の蕊に似たるか 山々の雪を被ぎて 初日出でけり
平成二十八年一月五日
21
インターネットで見つけた初日の...
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艶めける雲温かく 向き合ひて子鳩戯る 光の中に
平成二十八年一月四日
20
夜雨 明に連なりて 春水生じ ...
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居残れる 歳を越えぬる星々も 日の出に消えむ 一つ一つと
平成二十八年一月一日
20
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彼の面向き ゴイサギ 艫に 頬被りすがに虚けて翼休めり
平成二十七年十二月三十日
13
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枯れ芝の 針のごとくに灯に光り 踏めば 乾きし音を立てけり
平成二十七年十二月二十四日
16
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寒月に 骨ばかりなる木立越え 禊しつがに星の冴えけり
平成二十七年十二月二十三日
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淀みより 頭を出せる杭の辺に 魚影も見せで 細波の巻く
平成二十七年十二月十六日
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戦ぐ蘆に艫隠るれど 水押し見え 冬の苫屋に炊煙の立つ
平成二十七年十二月十三日
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