恣翁さん
のうた一覧
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魚の血の脈に冷たく流るがに 蒼褪むる膚 粟を生じぬ
令和四年一月二十三日
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水温み 萌え立つ草の 光沢帯ぶる葉にし 鋭き鎌の一閃
令和四年三月十二日
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漸くに眠りに就きし 眼の下の街を 窓辺に座し眺めけり
令和四年四月五日
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天鵞絨のごとき苔生す 傍なる巖に 暫し腰を下ろしき
令和四年五月二十四日
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みづうみに片手を漬し 懶げに 繊指に水をなぶりたる女
令和四年六月十一日
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ぼやけぬる家並みを駆くる女の脛に 上がれる跳ねぞ 滲み見えける
令和四年六月十四日
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口を開け 瀕死の貝は みづうみに憧れ 沖へ帆を立てためり
令和四年六月三十日
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ガチガチと寒さに鳴れる歯の上の 恐怖に強がる笑み苦からむ
令和四年八月二十七日
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落伍せし雲 夜の闇を追ひかけて 街灯火しぞ痛く瞬く
令和四年九月十三日
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白昼の逆光の中 パラソルの下の 虚ろな女の視線
令和四年十月二十九日
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前をゆく犬 見返せる傘の内 小雨煙れる師走の街に
令和四年十二月二十二日
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花嫁のコサージュに 夜の影落ちて 初夜を想ふか 仄震ふめり
令和五年五月十一日
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無愧にしも身悶ゆるごと 鱗粉を 硯池の墨に散らす夜蛾はや
令和五年五月二十三日
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薄暗き土間に重たげ 構へたる框 鼈甲色に光れり
令和五年六月二十日
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黙々と 夜の舗道を 男女らが 影絵のやうに通り過ぎけり
令和五年七月六日
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廃屋の妖気を帯びて 朱の色の石榴花こそ 毒々しけれ
令和五年七月十三日
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縁台の灯火揺らす風出でて 夕凪ぎ早く過ぎにけるかも
令和五年七月十八日
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朝からの西風強き夜空にし 零れぬまでに星の鏤む
令和五年九月二十四日
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古びぬる大社造りの神殿と舞台 篝に揺らめけるかも
令和五年十月十日
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凩や 心細くも生き残る蟋蟀一匹 ころころと鳴く
令和五年十一月十三日
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お便りを下さった某歌人さんに、...
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