恣翁さん
のうた一覧
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露に手を濡らし 侘しき朝の陽を湛ふる庭に 菊を剪る女
令和四年十二月二十日
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冷たげに 時雨に濡れて光りたる 黄昏れかかる坂の舗道や
令和四年十二月二十七日
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霧の上に 墨撒き初むる夜の闇に潜む暗礁 爪を研ぐらむ
令和五年一月十二日
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雪の夜に ちりんちりんと急調な 仕舞ひ忘れし風鈴の音
令和五年一月二十四日
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パサパサと 隅の剝がれしポスターぞ 春の嵐に煽られて鳴る
令和五年三月十四日
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庇から滴り落つる雨垂れぞ 釣り忍の葉を頻りに叩く
令和五年五月十三日
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迎へたる山毛欅のトンネル 雨に濡れ 緑一色 紗を透すめり
令和五年六月二十九日
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弾け飛ぶ種のごとくに帰国せし孫 知りけむか てぃんさぐぬ花
令和五年八月十九日
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次男一家が、台風を避けるように...
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皮は未だ青みを帯びて 秋鯵ぞ 玉虫色に光りたりける
令和五年八月三十一日
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溜息と 溶くるがごとき眼差しの俘虜となりて 退っ引きならず
令和五年九月三日
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肩落とし 斜に構へて 片肘に頬杖を突くポーズ拙し
令和五年九月十六日
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両肘に頬を支へて 目を瞑り 老妻の常の繰り言を聞く
令和五年九月三十日
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稜線の昏冥深み 籠め初めし紫色の夢を漂ふ
令和五年十月八日
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冬立ちて 障子を透す残照は 寒々しかる色を投げけり
令和五年十一月九日
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重たげな空より 降りみ降らずみの泡雪 やがて根雪とならむ
令和五年十一月十四日
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灰色の翼に薙ぎて 地吹雪ぞ 枯林を根刮ぎ吹き捲りなむ
令和五年十二月二日
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陽の当たる縁の柱にもたれたる 直き背しは 若き日の父
令和六年一月三十日
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樅の木は 静かな枝を夜に張り はだれの雪を淡く残せり
令和六年二月十五日
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春雨の色を移すか 靄りたる 暗き火影の浴室の壁
令和六年二月二十九日
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蹲踞の水は しづけく春湛へ 山桜の影 漬したるかも
令和六年四月七日
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