恣翁さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
座して待つ月読み低く 黒雲の腕に懸かる黄の髑髏
平成二十七年七月五日
15
金曜の帰宅時に見た月を詠みまし...
もっと見る
雨の降り 茹だる暑さに腐るがに 汗の臭へるみとのまぐはひ
平成二十七年七月十三日
15
昨日は猛暑日だったので、それに...
もっと見る
桟竹透かし 差し込む乳色の月に 追わるる普請場の闇
平成二十七年七月三十一日
15
もっと見る
孫悟空 石すら産みし華果山よ いはむや 湫の濡つ陰をや
平成二十七年八月三日
15
もっと見る
庭の樹を吹く西風に 興遣りし日々憶ふとも 秋忍び寄る
平成二十七年八月十九日
15
琪樹の西風 枕簟の秋 楚雲湘水...
もっと見る
漆喰の割れ目ゆ生ゆる浜菅の 揺れて風見の鶏ぞ回れる
平成二十七年八月二十二日
15
もっと見る
地の虫の我は 出口を塞がるれば 精神的に窒息しけり
平成二十七年九月八日
15
もっと見る
死してなほ 馴染みし俺の体臭を 妻は柩ゆ醸し出しけり
平成二十七年九月二十四日
15
妻を納めた柩の中から マザマザと...
もっと見る
舟揺れて 立つ浪音に 蘆の根の小蟹驚き 穴逃げ込みつ
平成二十七年十月三日
15
知人が舟を出してくれるというの...
もっと見る
蘆の葉の上に 十日の のっぺらな月代 鈍く懸かりたるかな
平成二十七年十月二十三日
15
もっと見る
先客は 右手の爪先 カウンターを軽く叩きて 「お酒、お代はり。」
平成二十七年十一月四日
15
もっと見る
人気なき厨の 黒き梁を 射す白き日に 安らひ喫茶す
平成二十七年十一月十日
15
もっと見る
剃刀の冷たき光に 瘋癲のごとく 鏡の我 微笑めり
平成二十七年十一月二十六日
15
よく切れる剃刀を見て 鏡をみて ...
もっと見る
姑の 終に危篤と聞きしより 枕辺の花 水替へてやる
平成二十七年十二月十一日
15
病人は イヨイヨ駄目と聞いたので...
もっと見る
御代はりの焼酎遅く 灰皿の吸殻ばかり堆きかな
平成二十八年一月七日
15
もっと見る
噦りつつ 在郷の唄を口遊む女や 誰にいびられてけむ
平成二十八年一月十三日
15
もっと見る
殉愛を果たし得ざりし十字架に 懲りずて 愛の海市彷徨ふ
平成二十八年四月三日
15
福永武彦は私の好きな小説家です...
もっと見る
ブンブンと 蜂や 黄金の 小さき鈴鳴らし 藤花を仰ぎ憧れむ
平成二十八年五月一日
15
もっと見る
苔の香の満ちたる森の下闇に 合掌したる 跪坐の僧形
平成二十八年五月七日
15
もっと見る
網に跳ぬる魚に 光の輝ひて 雨の上がりし枝に青梅
平成二十八年五月三十日
15
魚蝦 潑々として初めて網を出で ...
もっと見る
[1]
<<
100
|
101
|
102
|
103
|
104
|
105
|
106
|
107
|
108
|
109
|
110
>>
[151]