日央さん
のうた一覧
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仕舞おうと思いながらもベランダにちりんと鳴りし風鈴一つ
平成二十二年九月十二日
12
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夏枯れて花の姿を探せればほろり酔いたる酔芙蓉かな
平成二十二年九月十二日
9
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吾も亦 紅と言ひしは我が心 面映ゆさ隠せる顔も紅けり
平成二十二年九月九日
10
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肌を差す陽射しは夏と思へれど土手吹く風は秋の匂いぞ
平成二十二年九月七日
8
日中、まだまだ酷暑と言えるくらい...
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ふと見上ぐ空に漂う秋の風 秋の香りに袖を下げつつ
平成二十二年九月四日
7
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茜雲流れ流れて行き着くは藍夜の広ぐ愛し両腕
平成二十二年九月四日
5
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残り陽の紅き様を眺めつつ背後に迫る夜を感じる
平成二十二年九月四日
6
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秋空の高き雲居に昼の月 見えつ隠れつ流れ行くかな
平成二十二年九月四日
10
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ひらひらと一片ずつが解けゆく大菊の様 艶めきたりて
平成二十二年九月四日
1
あまりの艶やかさに、長寿を願うの...
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萩の枝 縋る蝶の危うさに眺め眺めつ秋の冷たさ
平成二十二年九月三日
12
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星空を友に今宵も傾けし盃 映る月の晩酌
平成二十二年九月三日
9
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庭隅で夕べになりて耳澄ます 声の限りの秋の宴よ
平成二十二年九月三日
7
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残暑たる中に響ける蝉の声 鳴き止む瞬間が命消ゆ時
平成二十二年九月三日
6
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明け色の空を染めたる陽光に一雨欲しき長月の朔
平成二十二年九月一日
20
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恋すてふ心は未だあどけなし 想ひ隠せず視線逸らして
平成二十二年八月三十一日
6
ふ、とした瞬間に視線が合ってしま...
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瞬きて乞ふ心こそ恋なりと 答える人の肌の熱さよ
平成二十二年八月三十一日
5
乞い乞いて恋になるのではと問えば...
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肌に満つ潮を愛しと思へれど乞へば乞ふほど恋になるまじ
平成二十二年八月三十一日
5
では何になるのでしょうか…。
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白雪の肌に流るる赤き潮ちらと触れずに何を語るか
平成二十二年八月三十日
8
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鞄には夢と冒険溢れ居り なれど羽根生え飛びゆく財布
平成二十二年八月三十日
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鞄の中には夢と冒険に満ちあふれた...
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水に酔ひ光に酔ひて火に酔ひて電車で微睡み駅を過ぎゆく
平成二十二年八月三十日
9
しまった!降りる駅を寝過ごしまし...
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