ことりさん
のうた一覧
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殻うすき冬の卵を割るときのこころ澄みをり夕凪のごと
令和四年一月十四日
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淋しさはあの雲のやうに細い糸赤松の林の上を過ぎゆく
令和四年一月十四日
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雨の中ふたりそれぞれ傘をさしさびしい魚のやうに歩いた
令和四年一月十四日
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かたちあるものから先に影落とす身をくねらせて月光の射せば
平成二十七年二月二十日
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この椅子は水渚のようで母のみがぐらりぐらりと夕陽に濡れる
平成二十七年二月二十日
4
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桜花ちるちるちると震へつつ日かげ日なたと流れゆくなり
平成二十六年六月十四日
4
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黄砂降る孤独な日なり生まれくる以前のわれの心にも似て
平成二十五年十一月七日
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銀色の弦ですいきなりざんざんと降り出す雨に弾かれる夏
平成二十五年十一月七日
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夏さえもすでに過ぎ去った
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やはき雨降れば静かに濡れてゆくこの人界にまた時は過ぎ
平成二十五年十一月六日
1
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地に沁みてゆくみづのありオリーブの銀の葉裏を舐める霧雨
平成二十四年一月十九日
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とつぷりと胸まで日暮れて待つてゐた二度と戻らぬ白い鸚哥を
平成二十四年一月十九日
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片耳のすこし欠けたる石仏のてのひらのうへに降る酸性雨
平成二十四年一月十九日
6
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ゆっくりと世界が壊れてゆくように紅茶に溶けゆく夜の角砂糖
平成二十三年四月十三日
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いずかたへ風は吹きゆくみずうみの波のみだれは限りもあらず
平成二十三年三月三十一日
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きららかに蜘蛛の糸見ゆさびしさを言葉に紡がず生きるものらは
平成二十三年三月三十一日
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待つことのつねにさびしく日だまりにただ一鉢の桜草置く
平成二十三年三月二十二日
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秋の雷ふいにとどろく夕暮れに標本箱の蝶が羽ばたく
平成二十二年九月三十日
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届けたき言葉ひとつも持たぬまま白いタオルで拭うてのひら
平成二十二年九月三十日
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冬瓜をとろとろと炊く背後にはしずかに時間が溶けゆく気配
平成二十二年九月二十五日
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絵空事ばかり言い合う夕暮れに冷たい梨をしゃりしゃりと食む
平成二十二年九月二十五日
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