ことりさん
のうた一覧
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秋の雷ふいにとどろく夕暮れに標本箱の蝶が羽ばたく
平成二十二年九月三十日
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生き残るうしろめたさに揺れていん廃屋の庭にカラスウリ赤く
平成二十一年十二月八日
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一片のブルーチーズのほろ苦さ身に添う不幸のひとつもなくて
平成二十一年十二月八日
8
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ロードミラーの奥に続ける空の距離だれも乗らない自転車がゆく
平成二十一年十二月十一日
8
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冬星のひとつしずくの落ちて来し乳房のほくろなぞられていつ
平成二十一年十二月十六日
8
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芽吹く気配閉じ込めかねてけだる気に背伸びしている水楢の枝
平成二十一年十二月十七日
8
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ふんはりと草をかき分け異界より戻りしやうな猫の眼差し
平成二十二年四月八日
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ミント水すずろかにゆれて冬の日のあなたにすこし疎まれている
平成二十一年十二月四日
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からっぽの鳥籠の向こうでこまぎれのひなたひかげがしんと冷たし
平成二十一年十二月五日
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追憶はいちまいの素描もうなにか遅すぎる日の珈琲カップ
平成二十一年十二月十二日
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いずれは風になるのだろうか藤色の夜明けの空を飛ぶ鳥たちも
平成二十一年十二月十二日
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どの窓も夜に向き合う 直情の拙き恋を笑っていたり
平成二十一年十二月十二日
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サイフォンの沸きあがるまで堕天使はカナリア色の笑みを交わしぬ
平成二十一年十二月十六日
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かたちあるものから先に影落とす身をくねらせて月光の射せば
平成二十七年二月二十日
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一欠片のガトーショコラの儚さをわずか畏るる銀のフォークに
平成二十一年十二月八日
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珈琲ゼリーの闇の片側崩しゆく少しうつむき少しほほ笑み
平成二十一年十二月八日
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大空が倒れかかっているようで無言の窓が薄目を開く
平成二十一年十二月十一日
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はじまりの冬の陽射しがとどくとき草食獣の口許静か
平成二十一年十二月十四日
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幻の子は振り向かず抜け落ちた天使の羽根のみずみずと青
平成二十一年十二月十四日
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届けたき言葉ひとつも持たぬまま白いタオルで拭うてのひら
平成二十二年九月三十日
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