ことりさん
のうた一覧
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いっしんに遠き未来へ向かう船マラッカ海峡の月くぐりゆく
平成二十一年十二月十七日
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芽吹く気配閉じ込めかねてけだる気に背伸びしている水楢の枝
平成二十一年十二月十七日
8
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くづほるるやうに夕闇迫りくる走つてきたる人の背に
平成二十一年十二月十七日
4
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曇り空もりあがりつつ雨よりもさびしき紺のゆうぐれがある
平成二十一年十二月十六日
3
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幻の子は振り向かず抜け落ちた天使の羽根のみずみずと青
平成二十一年十二月十四日
6
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まつげ長き少女の横顔翳りゆく祈りを知らぬ聖夜の街角
平成二十一年十二月十四日
4
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はじまりの冬の陽射しがとどくとき草食獣の口許静か
平成二十一年十二月十四日
6
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セピア色の果実酒をそそぐゆうまぐれわれらの罪のふと切なけれ
平成二十一年十二月十四日
4
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色づきし南京櫨のかたわらを風傷の翅の蝶が飛びゆく
平成二十一年十二月十二日
14
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悲しいと言いて無限に引き出せばティッシュはかくもさみしき軽さ
平成二十一年十二月十二日
17
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どの窓も夜に向き合う 直情の拙き恋を笑っていたり
平成二十一年十二月十二日
7
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いずれは風になるのだろうか藤色の夜明けの空を飛ぶ鳥たちも
平成二十一年十二月十二日
7
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追憶はいちまいの素描もうなにか遅すぎる日の珈琲カップ
平成二十一年十二月十二日
7
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不安という落ち葉のごときを掃き寄せて積み上げいたり冬のひと日を
平成二十一年十二月十一日
5
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寂寥がゆうさりの森に捉えられほうっとひとつため息をつく
平成二十一年十二月十一日
3
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ロードミラーの奥に続ける空の距離だれも乗らない自転車がゆく
平成二十一年十二月十一日
8
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きりきりと真昼の晴天碧瑠璃の奈落の底を見てしまいたり
平成二十一年十二月十一日
4
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大空が倒れかかっているようで無言の窓が薄目を開く
平成二十一年十二月十一日
6
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珈琲ゼリーの闇の片側崩しゆく少しうつむき少しほほ笑み
平成二十一年十二月八日
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一片のブルーチーズのほろ苦さ身に添う不幸のひとつもなくて
平成二十一年十二月八日
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