山桃さんのうた一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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- 大空の宙ぶらりんですれ違う二羽のとんびの横目の交差 平成二十二年二月三日 2 もっと見る
- 雪雲の滑り落ちゆく青き空夕影紅き飛行機の映ゆ 平成二十二年二月三日 7 もっと見る
- 黄の香る春の花咲く帯をせむ背も寒き節分の夜は 平成二十二年二月三日 6 タンポポ、菜の花、レンギョウと春... もっと見る
- 凍みとほりしづめる夜道を駆けぬける車は淋し消ゆがに過ぎぬ 平成二十二年二月二日 6 もっと見る
- 枯れ尾花綿毛を風にさらわれていよいよ寒し着更着の月 平成二十二年二月二日 8 もっと見る
- フェロモンを嗅ぎ取る鋤鼻噐失ひてことばでさぐる梅は咲ゐたか 平成二十二年二月二日 7 鋤鼻器（ヤコブソン器官とも）はヒ... もっと見る
- 混沌の暗きに置くや梅の鉢香に力あれ花に従ふ 平成二十二年二月二日 9 もっと見る
- 枯れ残るこの草あの草見覚えの夏のやんちゃを鼻先に下げ 平成二十二年二月一日 4 もっと見る
- 山里にしづかに冬の雨は降り風切羽を震ふ鳥ゐる 平成二十二年二月一日 5 もっと見る
- 逢ふことのなき花思へば彼岸花なにか冬雨の葉に冷たかる 平成二十二年二月一日 3 彼岸花の葉が冬でも青々としていま... もっと見る
- 平みたる野に枯れ芒ひとつ立ち茫漠として冬を見てをり 平成二十二年二月一日 5 もっと見る
- 荒草の枯れしなひたる野の底に黄緑ひそかにもえるひもあり 平成二十二年一月三十一日 12 もっと見る
- 竹のあを空の高みに触れ居ればほつ枝の黄ばみ天人五衰 平成二十二年一月三十一日 6 もっと見る
- 曇り日は後悔にも似てだらだらと昼と夜とのあはひでよどむ 平成二十二年一月三十一日 6 もっと見る
- さざ波の防鳥テープの燦めきを分きて立つなり緑のブロッコリ 平成二十二年一月三十一日 1 もっと見る
- ぬばたまの夢に帰らむ心より胃の腑は生きて物を食ひたし 平成二十二年一月三十一日 6 胃は生きる牽引車と知れり。 胃... もっと見る
- わが心に基準木のなき寂しさよ上溝桜に寄り添ひて見む 平成二十二年一月二十九日 9 暖かい日、目を閉じると春のように... もっと見る
- 生物の季節観測五十年気象庁の支えし文化も 平成二十二年一月二十九日 4 桜だけでなく、いろいろな植物・鳥... もっと見る
- 伐られにし馬酔木の幹に生ふる芽の数あまたなり溢れる力 平成二十二年一月二十九日 8 もっと見る
- 枯れ木立からんだ指をほどきつつさしまねく陽に木末耀く 平成二十二年一月二十八日 7 もっと見る
