あひるさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 曇天に一刻射せる春の日の殘せしかけら木蓮の白 平成二十二年四月五日 4 白木蓮の花は咲いてるというよりた... もっと見る
- 氣がつけば菜根譚に記される教へのありし祖母の食卓 平成二十二年三月十九日 5 もっと見る
- 菜種梅雨檢査の結果屆かぬを怖じつ待ちゐる心映しぬ 平成二十二年三月十九日 4 持病持ちです。 先日受けた検査... もっと見る
- 萬葉の足占眞似て歩を數へ菜の花畑いつ拔け出せる 平成二十二年三月十九日 2 「足占」は歩数にあらかじめ吉凶の... もっと見る
- 山里に育ちし人は木や苔を見て南北を教へくれたり 平成二十二年三月十四日 4 もっと見る
- 南北に長き列島花追ひて旅してみたし春は北へと 平成二十二年三月十四日 4 もっと見る
- 南北に伽藍を風の吹き拔ける寺院に梅の競ひて咲けり 平成二十二年三月十四日 1 もっと見る
- 運轉席を我が位置と決め讓らざり動き始めしわれらの車の 平成二十二年三月十二日 3 もっと見る
- 眉山を強く描けり己が手で家族を守ると決めし朝に 平成二十二年三月十二日 3 もっと見る
- 置き去りし種子緩やかに育ちゆきわれらの世界に決潰兆す 平成二十二年三月十二日 3 もっと見る
- 緑字で印刷されし紙ありてサインひとつで世界の變はる 平成二十二年三月十二日 4 普通婚姻届は臙脂色、出生届は青色... もっと見る
- 草木なき荒野のごとしネットにはサイン持たない者らのさ迷ふ 平成二十二年三月五日 3 もっと見る
- 悲しみをそれと云へずに少年のサインペン画の青き沈默 平成二十二年三月五日 9 もっと見る
- 次々とバスは案内繰り返すたつたひとりの乘客われに 平成二十二年三月五日 7 もっと見る
- それぞれが一日の疲れ横顏にまといし最終電車の乘客 平成二十二年三月五日 3 もっと見る
- 手のひらに乘る輕さにて愛犬と我との十餘の歳納めしし壺は 平成二十二年三月五日 4 もっと見る
- 啄木の妻と眺めし花の名を知らねど菫と疑はずをり 平成二十二年二月十五日 4 もっと見る
- この川の永久の惠みを疑はず小さき鮎は命かけ遡上す 平成二十二年二月十五日 4 もっと見る
- 疑ひのなき眼持て見つめくる犬に詫びゐること増えゆきて 平成二十二年二月十五日 8 犬は疑うことを知りません。 もっと見る
- 淡雪は土の上より溶け出でて公園の芝斑に殘れり 平成二十二年二月十一日 2 関東にも先日雪が降りました。 ... もっと見る
