あひるさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 原發に追はれ人影疎らなる里にひときは白き梨花 平成二十三年四月二十九日 7 もっと見る
- 洗はれてスクリーニングを經し犬の抱かれてなお震へは止まづ 平成二十三年四月二十九日 3 もっと見る
- 二時間も眠りしなりやひび割れて波打つ道と余震に怯え 平成二十三年四月二十九日 3 原発退避区域に取り残された犬を保... もっと見る
- 冬枯れの狹庭歩めばたまさかに雪柳一輪咲くを認めむ 平成二十三年二月十日 7 もっと見る
- 寢る犬はみづからの息で足先の毛を靡かせり幸せならむ 平成二十三年二月十日 10 もっと見る
- 春野菜あれやこれやを思ひつつ雜草少なき冬庭耕す 平成二十三年二月十日 4 もっと見る
- 朝靄の中音鈍く響かせて積み木のごとき貨車通り過ぐ 平成二十三年一月十四日 3 もっと見る
- 草むらをしばらく嗅ぎいし飼ひ犬がＯＫ行かうと我を見上ぐる 平成二十三年一月十四日 4 もっと見る
- 夕まぐれ群の烏は一羽づつ社の森に呑まれてゆきぬ 平成二十三年一月十四日 4 もっと見る
- 秋空に晴れやかに立ち皇帝の名を持つダリアは力の強し 平成二十二年十二月九日 2 もっと見る
- 教會に光は海より入り來て娘の細きうなじを照らせり 平成二十二年十二月九日 5 もっと見る
- 沖合ひに青みを殘し鈍色に海波立てりスコールのあと 平成二十二年十二月九日 6 もっと見る
- プルメリア窓邊に搖れて海に向く教會 吾子は嫁いでゆきぬ 平成二十二年十一月二十六日 3 娘が結婚式を挙げました。家族だけ... もっと見る
- 濕り氣を帶び靜もれる雨の日の圖書館どこか祕めごとめきて 平成二十二年六月十四日 4 古いインクと紙の匂い、とても好き... もっと見る
- 若者の足らぬ言葉を補ひてテレビの下を流れるテロップ 平成二十二年六月十一日 5 街頭のインタビューで若者の話す言... もっと見る
- 茎太く荒れ地に真っすぐ立ちながら葵の花は絹より薄し 平成二十二年六月十一日 2 空き地に葵が咲いていました。 ... もっと見る
- 椀に盛る命の多さ思ふればシラスご飯はほのかに苦し 平成二十二年六月十日 6 もっと見る
- 鮃のごと上しか見られぬ男らに振り廻されり悲しき四月 平成二十二年四月十一日 2 春は憂鬱です。人事異動で上役が替... もっと見る
- ありがたうのかけらすらなく鵯は蜜柑蹴散らしふいと飛び立つ 平成二十二年四月五日 3 もっと見る
- デパートの窓吹き附けられし人工の雪のかけらは溶けずに汚れり 平成二十二年四月五日 2 冬の初めに美しくディスプレイされ... もっと見る
