詠み人知らずさん
のうた一覧
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国道に雪の花の咲く 朝の中 あの子を乗せてバスは発つなり
平成二十三年一月十五日
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墨雨降る我が家のシュロにとまりたる 鴉が一羽片手を上げる
平成二十三年一月十五日
4
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水色の壜をかかげて君来たる 夏の休日、永遠なる午前
平成二十三年一月十五日
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その深夜 道眠るほど暗き闇 吸い込む夜気の水気泌む肺
平成二十三年一月十五日
4
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美しい言葉を知りて指を折る 歌織り人の夜の灯明
平成二十三年一月十五日
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森の奥 甘き泉を黒犬が 見つけて浸る やがて眠りぬ
平成二十三年一月六日
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夕雲の、狭間を走る稜線の 先にこぼれた 千羽の鴉
平成二十三年一月三日
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冬の庭 芥屋敷の老人を見つめるように紅の山茶花
平成二十二年十二月十一日
2
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狂風の去つて花芽の目を覺ます芳春の朝 人も起きたり
平成二十二年二月二十七日
7
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鳥居から先に見えるは全て海 安康を喰う関東の果て
平成二十二年二月二十日
4
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鳥居から先に見えるは全て海 安康を喰う茨城の果て
平成二十二年二月十七日
2
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空の下未練はないか振り向けば雨の枯家に紅梅咲けり
平成二十二年二月十七日
7
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わたくしの歌には短歌ならではのマジックが無い 自身のごとく
平成二十二年二月十四日
3
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響き合う言葉の和音われは詠む三十一文字のブルースなれと
平成二十二年二月十三日
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墨雨降る我が家のシュロに停まりたる烏が一羽 烏が一羽
平成二十二年二月十一日
3
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時雨射す都会の川の水紋花往く足速を見送り消ゆる
平成二十二年二月十日
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春の夜にフィービ・スノウのブルースを放ちてとかす窓外の闇
平成二十二年二月八日
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死にたいとささやくウグイス肩に来て春待ち草を教えてくれる
平成二十二年二月八日
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光だけ見つめたすずめ盲となる 夜の闇から逃げ出したあと
平成二十二年二月七日
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良く生きるのならば開き直るべき善く生きるなら迷い続けよ
平成二十二年二月六日
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