詠み人知らずさん
のうた一覧
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蒼天に見えぬ光の届く日に地にて我らは十字を切らん
平成二十三年三月二十九日
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夜の果てのスタンド独り護り立つ男の影が震えはじめる
平成二十三年三月十日
11
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幸せな黒犬のゆく夕方の逃げ水を追う僕はどこかへ
平成二十三年三月十日
4
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壁架かるギターは弦が足らなくて古主人呼ぶ和音こぼれる
平成二十三年三月十日
5
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世におちて一つの穴も空けもせず溶けて流れる種子もあるらし
平成二十三年三月七日
10
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春雨の重きに黙す軒下で心糸ひく見知らぬ二人
平成二十三年三月七日
1
「雨宿り。現実にそんな事はないけ...
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アネモネの卑しき赤が悲しくて君に教えてあげたいような
平成二十三年三月六日
8
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夕映えに熟れる雑踏まぎれこむ古きコヨーテ夜の王なり
平成二十三年三月三日
5
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水滴となってコップの外側に現れたるが春の神なり
平成二十三年三月三日
6
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もういっそ、拘るよりもあきらめろ「開き」「直る」は前向きなりて
平成二十三年二月二十八日
8
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美しく立派な話は聞き飽きた愚痴でいいから本音で話せ
平成二十三年二月二十八日
13
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凡俗の極みであるが恥じてないきれいな嘘より本音を愛す
平成二十三年二月二十八日
10
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完全な勝利などなく日が暮れる善行もまた煩悩なりて
平成二十三年二月二十四日
9
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お別れは後悔まじり傘の下許せよ、と顔みぞれに撃たせ
平成二十三年二月二十三日
6
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町角の小さな神話語り継ぐたばこ屋床屋銭湯飲み屋
平成二十三年二月二十三日
15
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懐い出が分水領を渡る時密度を高め神話になりて
平成二十三年二月二十三日
4
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如月の光の空へ召されしよそこから降るのは雪だけだろか
平成二十三年二月二十二日
3
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無音なる響きを知った午後でした指し物削る老は独りで
平成二十三年二月二十二日
12
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悲しみの詰まった象の行進だ悲し子のせて故郷に向けて
平成二十三年二月二十一日
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雪空が放つつぶてを浴びながら青色の地上迷路にも似て
平成二十三年二月二十日
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