海月琉珠さん
のうた一覧
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この曲が弾けたらきっと哀しみは昇華するのと楽譜を抱く
平成二十二年四月四日
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婚姻という肯定をされただけすごいじゃないの 何が不満で?
平成二十二年四月二十五日
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良識を前提としたシステムが破綻しちゃった どうしよスミス
平成二十二年四月二十七日
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待ちわびる起死回生の一発はシゴトじゃなくて恋だといいな
平成二十二年五月一日
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どっちでもええねん キミがこっち見て話してくれりゃ 店でも家でも
平成二十二年五月十五日
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ヒトゴトじゃないといいつつニヤニヤと笑うアンタに落ちる雷
平成二十二年六月七日
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外す気のない手錠掛け悦に入るひとは一生そこにいなさい
平成二十二年八月二十一日
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ふたつめの名前で遇ったあのひとに捧げたアイはきょうでみっつめ
平成二十二年十月四日
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荒地ゆえ芽の出ぬ種もありましてラリー五回で途絶えたメール
平成二十三年五月三十一日
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惣菜をつまんでビール飲み干しておひとりさまの夜は更けゆく
平成二十三年六月二十九日
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繋ぎめのない輪っかから覗き込むせかいは広い? ねぇ孫悟空
平成二十三年十一月八日
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砕かれて闇突き抜けたその先に独りの見える恋の花道
平成二十四年二月二十三日
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立ち消えた飲みの予定に溜息も 令和二年に眺むうたのわ
令和二年七月二十三日
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心荒れ狂う今こそドラゴンになって吐きたいファイアーブレス
平成二十一年十月四日
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白い粒ふたつ放り込みまた思う ワタシニ戀ハ必要デスカ?
平成二十一年十月二十二日
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さかさまの意味がたつぷり込められた嘘を味はふ大人のゆとり
平成二十一年十月十一日
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朝日射す住宅街にぽつぽ咲く掃除機のおと たんぽぽの花
平成二十一年十月十一日
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すんすんと金木犀を嗅ぐ鼻の邪魔しないでよ炭火焼肉
平成二十一年十月十四日
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南から出でた曉拜んでは我が宿命を歎く啄木鳥
平成二十一年十月十八日
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消え去りし「未練」ふた文字、あたらしく浮かび上がるは「独」のひと文字
平成二十一年十月十八日
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