市川ありささん
のうた一覧
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老衰で亡くした祖父の細い腕美しいのは祭壇の花
平成二十四年二月十日
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真ん丸のおにぎり並べ野菜煮る大きな鍋と小太りの母
平成二十四年二月十日
3
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目の前の野菜炒めの彩りに負けているから今日は帰るね
平成二十四年二月十日
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呼ばれているような気がして立ち止まり駅ビルの地下また歩きだす
平成二十四年二月十日
2
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忘れてもいいよ。あなたの肩にふる雪をはらって私は進む
平成二十四年二月九日
2
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最後までずっと一緒に居たかった何も言わないあなたは胡桃
平成二十四年二月九日
4
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太陽と月の動きに逆らってあなたのことを考えていた
平成二十四年二月八日
5
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あなたとは行かないだろう映画館 雲の切れ間の青が眩しい
平成二十四年二月八日
4
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現実と夢の境目にて君の口に出せない本心を知る
平成二十四年二月六日
2
好きなひとの夢をよくみます。
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人生は愉しいほうがいいでしょう林檎デニッシュさりりと噛んで
平成二十四年二月六日
2
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開け放つ心の扉 過去未来私がここに来るのは二度目
平成二十四年二月五日
2
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幸福なときに短歌はつくれないまた明日ねとメールを送る
平成二十四年二月五日
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運命と呼ぶにあなたは相応しいこの先どんな風が吹いても
平成二十四年二月四日
4
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辛いとか悲しいとかは過ぎ去って激情の果て理由なき愛
平成二十四年二月四日
2
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懐かしい昔のような安らぎにふるえるこころそして魂
平成二十四年二月三日
4
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私から別れを告げるべきひとの理性を奪う色の唇
平成二十四年二月三日
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会う度に心の傷が増えていく過去形となる愛を信じて
平成二十四年二月三日
5
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どれくらい愛していいかわからなくなるほど求められたあの夜
平成二十四年二月二日
7
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守るよという約束は果たされずつめたい指のあなたって雪
平成二十四年二月二日
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虚しさと愛しさ募るしゅうまつに君は私の歌を知らない
平成二十四年一月三十一日
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