Kantの娘さん
のうた一覧
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眠られぬ夜は仕事をしせずとも乙女チックなお茶を奏でる
平成二十三年二月二十八日
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仕事以外でも眠れない事もある。乙...
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三月の和菓子を今日は買い控え白湯をすすって眺む青空
平成二十三年三月二十二日
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もろともに白湯で魂ぬくみ分け
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世のために人のためにと思えども自分のためにならない仕事
平成二十一年九月三日
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「普段気にしないんですぅ」と、言...
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秋の夜の何処より出ず寂しさは風の戦ぎか葉の衣擦れか
平成二十一年九月十四日
6
あなたの囁きにも絹の上着の擦れる...
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誰も彼も解ってくれぬと言う人の誰を解って今日を悲しむ
平成二十一年十一月三日
6
他人のことはわかったつもりなだけ...
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動くもの無くて怖いとその部屋で動けばもっと恐ろしいけど
平成二十一年十一月十一日
6
ちゃんと生き返ればイイケドネ。
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縫うほどのリストカットを馬鹿親は手の掛からない子でしたと言う
平成二十一年十一月十四日
6
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手袋をくれればそれですむものをかじかむ指を悼むそのひと
平成二十一年十二月十二日
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同情するなら暇をくれ、暇くれない...
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金属で心が出来ていたとして君の辛さはどこに響くの
平成二十一年十二月十七日
6
重さは倍かも。
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鬼の棲む心の扉鍵掛けて微笑みだけで君に添えれば
平成二十二年二月五日
6
好きで好きでしょうがないけれど、...
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様々に想いは違え悩めども皆一様に春を待つらん
平成二十二年二月九日
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陳腐な感情だけど今日は素直。いい...
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病む人の悲哀嫉みや憎しみを上着と共に風に託さん
平成二十二年四月一日
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くだらない感傷でしょうかね。
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新聞を眺める肩に気配して三人四人覗く三面
平成二十二年七月十一日
6
経験値
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誰が知るや一夜一夜の二階堂レモンと炭酸別に冷やして。
平成二十二年九月十二日
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二階堂というお酒。お気に入りです...
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専門家素人相手に略号や専門用語は噛み砕いてね
平成二十二年九月二十六日
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ひらがなも日本語だぞ。
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仰ぎ見る公孫樹の梢銀杏の残って揺れる深き青空
平成二十二年十一月二十九日
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生きている事は
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意識無き母は米寿で金無きを嘆く子供ら白き枕辺
平成二十三年二月十四日
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冬の陽も緑色にて病室は
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両親の年金だけが頼りだと嘆く娘のピアスは二つ
平成二十三年二月十四日
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自分に向く仕事が無いと言って無職...
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うつうつとするのは当然うつだものうつを許した時が開放
平成二十三年二月二十八日
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自分を許す、許す、許す、慈しむ、...
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きよらかはここにあるのという如く澄み渡りたる白き月夜は
平成二十三年九月十四日
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夕月の心の闇を照らしけり
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