まきさん
のうた一覧
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輪郭も声もこんなに鮮明な君もいつかはぼやけていくの
平成二十一年九月二十七日
4
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クレヨンの黒だけどんどん減ってゆくそんな女の子だったわたし
平成二十一年九月二十六日
5
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午前二時私の中の亡霊が割ってしまった心数える
平成二十一年九月二十五日
1
お菊さん?
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沈黙が訪れ君の背後から携帯越しに鈴虫の音
平成二十一年九月二十五日
6
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いつだって泣きたくなったら呼んでくれどこにいたって迎えにゆくよ
平成二十一年九月二十五日
0
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竜太郎のうたを「なかなか良い」と言う祖父は八十五歳の半ば
平成二十一年九月二十五日
3
俳句・短歌好きなじいちゃんと話す...
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手の爪をキャンディピンクに塗ってみた ささやかすぎる君への反抗
平成二十一年九月二十五日
2
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この殺意だけであなたを殺せそう闇にきらめく氷の刃
平成二十一年九月二十四日
1
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知っている夢の中でもあのひとはやさしいことなど言ってくれない
平成二十一年九月二十四日
2
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走ることだけしか知らない日々だった ほんの少しだ立ち止まろうか
平成二十一年九月二十四日
5
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かなしくて泣くたび私の魂は根を増やすのだ胸の深くに
平成二十一年九月二十四日
2
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ありふれた花でいいから咲かせよう世界にひとつじゃなくていいから
平成二十一年九月二十四日
7
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歩くのに疲れた君をここに呼びその靴下を洗ってあげる
平成二十一年九月二十三日
7
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最初から壊れることがわかってるパソコンみたいに恋をしました
平成二十一年九月二十三日
4
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遅れてる時計をいつも許してる君の帰りが早い気がする
平成二十一年九月二十三日
2
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誰よりも似合うつなぎを着こなして壊れてしまった僕を直して
平成二十一年九月二十三日
4
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世界中誰も知らない秘密とか知ってみたいから猫耳欲しい
平成二十一年九月二十三日
3
猫はなんでも知ってる気がする。
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生きていることに意味など無いのだと斜に構えてタバコをふかす
平成二十一年九月二十二日
2
意味が無くとも生きてゆけます。
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ゆっくりと軌道修正して来たよ同じ道またふたり歩こう
平成二十一年九月二十二日
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心などなにで量っているのです? 軽すぎるとか重すぎるとか
平成二十一年九月二十二日
5
よく、重いって言われてました。
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