falconさん
のうた一覧
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扁桃の碧き瞳の女いずこモンパルナスの雑踏に消ゆ
平成二十二年五月二十八日
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モンパルナスは、画家モジリアニが...
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モンタンの唄に昔ぞ偲ばるるさくらんぼの実る季節には
平成二十二年五月二十日
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”Quand nous chan...
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リラの咲くセーヌの岸辺若き血の下に流れて還り来ぬ日々
平成二十二年五月六日
8
リラの花が咲く頃になると思い出し...
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陽もうすき路地にやつれし鉄線の欠けたる鉢は草にとられて
平成二十二年四月八日
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行政の及ばぬ町の片隅。鉄線=クレ...
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花見るも心に深き春の闇猜疑に生くる我は哀しき
平成二十二年四月七日
10
近くは家族わが子を殺める父母、遠...
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標なき道に迷ひて連翹の垣穂に匂ふ色なつかしき
平成二十二年四月三日
8
高村光太郎「道程」を読む
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春雨に軒の雫の繰りかへす前奏曲聽きをり靜かな午後に
平成二十二年三月三日
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大好きなショパン。最近アルゲリッ...
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坂道に連翹咲きて流れくる「別れの曲」を聞くもなつかし
平成二十二年三月三日
9
昔、学校の下校時刻を知らせる曲で...
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流れくるかをりに偲ぶ京言葉思ひたへせぬモカ珈琲の味
平成二十二年二月二十六日
8
「モカ珈琲はかくまでにがし」と詠...
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つらくのみ見ゆる君かないくたびぞ花咲き匂ふも春は還らず
平成二十二年二月十五日
6
季節は巡っても、青春は・・・
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いくめぐり花はかをれどあは雪のつもる思ひにこの身ふりゆく
平成二十二年二月四日
11
雪の日も、あちらこちらで梅の花が...
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振袖のにほふばかりぞ咲き初むる蝋梅の下出で立つ乙女
平成二十二年一月十一日
3
家持様より「出で立つ乙女」を拝借...
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蝋梅は色や黄檗に東風吹かば下ゆく乙女の袖に香らむ
平成二十二年一月十一日
8
成人式でしょうか、蝋梅が咲く下を...
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白磁染め有楽一輪友禅の千草華やぐ初釜の席
平成二十二年一月十日
10
床の白磁の花瓶に有楽椿が一輪、席...
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燦めきて窓辺明るき朝の陽に珈琲片手に聞くオンブラマイフ
平成二十二年一月五日
3
朝はコンチネンタルスタイルで、パ...
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朝風は時雨をはらひ陽の光仕事始めの肩に明るき
平成二十二年一月五日
6
4日は夜半からの雨、でも朝はすが...
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ひとの世のとくうつろふをよそにみてあはれこの身のいつもかはらぬ
平成二十二年一月四日
8
新年といっても、いつもと同じ。
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をとめごが声はずませる年の暮れ手にする暦に願いをこめて
平成二十一年十二月三十日
8
カレンダーを手に家路を急ぐ若いひ...
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ことのはのうつろうものと知るもなほはかなき筆に思ひかさねむ
平成二十一年十二月三十日
17
選挙演説も、マニュフェストも、恋...
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枯野ゆく首輪のない犬汝もまた自由なれども姿寂しき
平成二十一年十二月二十六日
13
最近は小型の犬があふれていますが...
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