falconさんのうた一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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- 君しのびひとり登れるふるさとの丘に血染めの雲吐く夕日 令和二年八月十八日 10 もっと見る
- こづゑうつ氷雨のちまた播磨坂沈める鐘に花の散り敷く 平成三十一年四月十二日 8 東京小石川の播磨坂は桜の名所。啄... もっと見る
- 動くのは一機だけだと笑顔みせ飛び立ちしひと終戦を知らず 平成二十九年八月十七日 15 中国大陸の前線にいて飛行機の整備... もっと見る
- 訃報手にただ立ちつくすあじさいの青のひろごる村雨の庭 平成二十九年七月十六日 17 親しい友の訃報ほど茫然となるもの... もっと見る
- 白味噌の味なつかしく汝が母のやさしさ偲ぶ訃報手にして 平成二十七年十一月二十六日 16 今年も何通かの欠礼状をいただきま... もっと見る
- 百合の香に母のおもかげさきだてて幾とせかよふ森かげのみち 平成二十七年六月二十七日 14 近くの県立公園の林に沢山咲きます... もっと見る
- モカの味苦き心を街角の喫茶店に残し巷に紛るる 平成二十六年六月二十八日 4 もっと見る
- 櫻桃の葉裏になせる陰さへも悲しいまでの空の青さよ 平成二十六年六月十五日 12 桜桃忌は6月13日。太宰治享年3... もっと見る
- アカシアの雨がやむとき真日のもと濡れたワイシャツ吊す物干し 平成二十六年六月十五日 7 1960年6月15日 「血と雨... もっと見る
- ほのかにも庭の白薔薇匂ひたつ佳人去り逝く霜の朝に 平成二十五年十二月五日 18 ホワイトクリスマスやオーナーなど... もっと見る
- 森ふかくネバーランドに細く鳴くひぐらしは少年兵なりき 平成二十五年八月二十七日 6 もっと見る
- 地を染むるなべてくれなゐ身にまとひ雲涌きのぼる遍照の海 平成二十五年八月二十三日 15 もっと見る
- さみどりの篠懸の道ドア開けてモカ珈琲の香を胸に吸ひ込む 平成二十五年六月十九日 7 神田三崎町の喫茶店。ドトールやス... もっと見る
- 骨もなき墓前に皺む手をあはせ祈る老婆にはつ秋の風 平成二十四年八月十六日 19 親族を戦争で亡くした方。昭和19... もっと見る
- 打ちおろす問答無用の撃鉄に国は破滅の道を歩めり 平成二十四年五月十五日 8 今日は80年目。この事件で政党内... もっと見る
- 若者があらぬ罪ゆゑ送られしホロンバイルは朱に染まれリ 平成二十四年五月七日 10 政府や軍に反抗的な若者を、アカ、... もっと見る
- 白き雲ながるる果てに散華せしわが師の友はみな若かりき 平成二十三年六月十四日 13 エンジントラブルで脱落する機に敬... もっと見る
- 特高におびえし日々もいく昔「安堵したの」と母はかたりき 平成二十二年八月五日 16 反戦活動で祖父は潜伏、父も徴兵さ... もっと見る
- 彗星に託す命の永らへて平和の意味を説く師ありけり 平成二十二年八月五日 6 彗星は海軍の艦上爆撃機。恩師は特... もっと見る
- いくとせのその日に春は還りきぬ尽きせぬ思ひ紅の旗 平成二十二年一月十六日 7 もっと見る
