佐々一竹さん
のうた一覧
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折りたたみ傘を鞄に忍ばせる時に限って雨降らざりき
平成二十一年八月二日
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ハンチングを斜にかぶった麗人がゼブラゾーンを颯爽と行く
平成二十一年八月三日
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彗星の尻尾を追いかけて行ったはじめて花火を見たその後に
平成二十一年八月四日
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広告の入っていない団扇持ち自らの手で掴む涼しさ
平成二十一年八月四日
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肉厚のパプリカは色とりどりで食めば一日ほがらかになる
平成二十一年八月七日
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走り続けた人生だとか国家とか評価はいつも孫子が行う
平成二十一年八月十日
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リバーサイドホテルを襲う長雨は川を凶器に変貌させる
平成二十一年八月十日
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上役の顔をうかがうことなかれまだ新人には正論でいい
平成二十一年八月十一日
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歪みたる街や人間関係を元に戻そう高き夢でも
平成二十一年八月十二日
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六匹の金魚が泳ぐ甕があり黒いのが場を支配している
平成二十一年八月十四日
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金魚にもボスがいるようです。
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万歩計の数字を気にして暮らすのが健康だとは思っていない
平成二十一年八月十八日
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海鳴りが灯台守を目覚めさせ鴎は帰り支度はじめる
平成二十一年八月二十八日
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アパートの空き部屋の前自転車が捨て置かれたり 気づかれぬまま
平成二十一年八月十八日
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廃屋がある日更地と化している川が低きに流れるように
平成二十一年八月二十日
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名も知らぬ南の島を地図で追い次の休みに出掛けてみたい
平成二十一年八月二十四日
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おはようと入道雲に声かける数多思い出湧く葉月尽
平成二十一年八月二十九日
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身の振りはおのれで探すつらさかな失職秘書ら町に蠢く
平成二十一年九月三日
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明け方に虫の音聴けばほろほろと背中の傷が疼きはじめる
平成二十一年九月七日
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天性の子役とあがめたてられて子役で終わる人多かりき
平成二十一年九月八日
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殴ったらどんなに楽になるだろうてきる筈なく番茶をすする
平成二十一年九月十八日
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