七さん
のうた一覧
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本多工務店さん 仕事をひとつくださいな 先にそっちのライオンがバルタザール
平成二十一年七月四日
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眩きにまかせ 叫ぶ声こそ醜けれ がんばれがんばれ見上げ入道あおいゆう
平成二十一年七月四日
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放課後 夕焼け 遠い声 あなたの気配を染み込ます
平成二十一年七月四日
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あなたこそ 運命の人と信じたその夜 ちょ、ちょっと待ってやっぱ今のなし
平成二十一年七月三日
2
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倒れ込む 汗に重ねて汗をのせ 君の白さを汚す白さよ
平成二十一年七月三日
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約束もなく 傷を舐めあう週末が 次こそ来ないと怯える日曜の夜
平成二十一年七月三日
1
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いっしょにいられるだけでいいっていうけど わたしのくちのぬるさがいいんでしょ
平成二十一年七月三日
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ふたりには 月明かりさえ眩しくて 夜の静寂に溶けゆく秘密
平成二十一年七月二日
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文字盤を 何度も何度も確かめる その度毎に なくなる私
平成二十一年七月二日
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指からめ 明日を約束した日から 確かめるのは やめると決めた
平成二十一年七月二日
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鏡見る 背中にかかるみだれ髪 ふりむく時は 笑顔と祈る
平成二十一年七月二日
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首筋に 嬰児の手の 付き纏う 夏の窓先 夜が哭きぬる
平成二十一年七月一日
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ここを出て 独りになるのは 私だけ せめて背中に 傷をつけよう
平成二十一年七月一日
2
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背をば追い 一巡りする 蝉を待つ
平成二十一年七月一日
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君のためとか 喜ぶ顔がみたいとか わかっちゃいねえな 全部エゴだぜ
平成二十一年七月一日
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あのひとがこっぴどくふられてた いいぞもっとやれ ワタシの株急上昇
平成二十一年六月三十日
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桐の寝屋 涙雨ふる水無月の 肩の軽さよ 忘れじの君
平成二十一年六月三十日
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見返せぬ 言葉とどけと 急ぐ指
平成二十一年六月三十日
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泥のように眠るきもちよさのためにあなたが必要 蛍光灯の緑がたてる音
平成二十一年六月二十九日
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君の背の 滴る汗が 馨しく 只しばらくに 五感の隷
平成二十一年六月二十九日
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「貪り合う」とか好きです
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