水葉さん
のうた一覧
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濃紺にきりり光るる両端へ触れるをためらうその三日月に
平成二十二年七月十六日
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夜の虫歌声止みてしらじらと明け来る朝に響くさえずり
平成二十二年七月十八日
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最後の山場を迎えて、その後ぴたっ...
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飲み交わす杯に月をば映し干し流るる光うちから照らす
平成二十二年九月二十三日
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我が名をば何とぞ問わむことさらにさらさらながる時の狭間に
平成二十二年十月五日
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木枯らしが落ち葉集めてまわせしを鼻の奥にて騒がし小びと
平成二十二年十月十四日
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風邪か
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きよらかな花のみ愛でる歳になし思い馳せるは見えなき地中
平成二十二年十一月五日
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寒き日に大地に降りたる衣ありにしきなるかな秋の紅葉葉
平成二十二年十一月十六日
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いつの日か胸に帳の落ちる日はあなたの腕で迎えいきたし
平成二十二年十二月八日
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案ずるも産むが易しと言うなれど育て上げるの難しさを知る
平成二十三年一月八日
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万事に於いて。
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光水止まりし夜に闇深し薪の燃ゆるはぬくもりの色
平成二十三年三月十三日
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繰る頁言の葉ひとつ胸に落ち空を見つめて進まぬ読書
平成二十五年八月二日
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子供だった頃よりも読書中の集中力...
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月読の光を浴びて交わす杯 心満ちゆく宵の望月
平成二十一年六月八日
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ほどほどの 距離がよいとの人の言う 灼熱・極寒 堕つることなく
平成二十一年六月九日
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どれほどの 距離が一番いいので...
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プールにて十五ほどもの背を見せる 男子シンクロ 只今見参
平成二十一年六月二十二日
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『プールにて 真っ赤に染むる背を...
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夏休み 胸ドキワクと過ぎる日々 日記書くひま そりゃないでしょう
平成二十一年六月二十三日
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『夏休み日記に書くほど健康な行い...
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繋ぎゐし 散りばむ星をこの場所に ひかるる力すばる想いに
平成二十一年六月二十三日
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『夕端居ちりばむ星を繋ぎゐし 歌...
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海に戀 山には日常置き過ごし 砂は儚く 山蝉時雨
平成二十一年六月二十五日
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これも歌会用に詠みました。これも...
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これいいよ 差し出す曲に聴き入りつ隠れし言伝あるかと思ふ
平成二十一年六月二十九日
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本当に良い曲だから教えてくれただ...
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月隠れ道も見えじと来ぬ人の今ぞ風ふき雲ぞ流れよ
平成二十一年七月三日
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照りたもう 雲に隠れるこの日にもあの日あの時共に観た月
平成二十一年七月九日
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