たんぽぽすずめ。さん
のうた一覧
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会える夜は伝言板に微笑みの小猫を描くあなたの朝に
平成二十一年十月十七日
4
会える夜は伝言板に笑う猫。
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触らせてくれた茶トラの小猫の目空より青くだけどあたたか。
平成二十一年十月十六日
2
空の目の茶トラ小猫に触れ温む。
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気掛かりな歌人が増えてうたのわを続けられてる 僕も嬉しい。
平成二十一年十月十六日
8
うたびとが増えて微笑み続く歌。
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海に来て大の字になり空見れば人の弱さを忘れてしまう
平成二十一年十月十六日
26
海に来て弱さ忘るる大の字や。
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夕焼けの森の楓が舞い落ちて虹とさざめく君の面影
平成二十一年十月十六日
5
陽へと舞う楓の虹は君の影。
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背になびくスカーフは今 屋上で待つ貴女への羽衣として
平成二十一年十月十六日
6
屋上の天女へなびくスカーフや。
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うたのわの歌人に拍手した後で伸びやかに詠み眠りに就こう
平成二十一年十月十六日
18
伸びやかな歌人に拍手して眠り。
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切れ掛かるオイルを足して蒼く燃ゆジッポーとなれ君の前では
平成二十一年十月十五日
3
君だけにオイル注ぎ足す我がジッポ...
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増水で倒れた草は次の日に空に向かって一斉に立ち
平成二十一年十月十五日
5
嵐後の河原の草は空に向き。
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北国は初雪と聞き紅葉に紅ひく君が滲む横浜
平成二十一年十月十五日
11
北国の雪の報せで滲む紅。
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いつであれ月の光りを弾き眠るオルゴールでも良かったんだな
平成二十一年十月十五日
5
オルゴール月の光りで過去照らす。...
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支笏湖の水面の空に浮かび立つ二つの華に焦がされし胸
平成二十一年十月十五日
3
支笏湖の御空を焦がす水中花。
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秋撫でる頬をま白く照る君へ焦がれ重ぬる 胸の言の葉
平成二十一年十月十四日
16
秋照れど頬の真白き君思ふ。
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擦り切れたスニーカーへと羽を付け僕を待ってる星へ羽ばたき
平成二十一年十月十四日
6
待つ星へ羽ばたく我のスニーカー。
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もう会えぬ君がいたから永遠に僕は自由でとても不自由だ
平成二十一年十月十三日
16
貴女から自由を貰い不自由なり。
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四季撫でる頬を白くに照る君を焦がれかさぬる胸の言の葉
平成二十一年十月十三日
2
焦がれてまうぃっしゅ。
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もう愛を知っているのに君はまた僕に好きだと言わせてしまう
平成二十一年十月十二日
11
愛してるよりも私は君が好き。
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君思う吐息を詰めた風船を離せず滲む今日の青空
平成二十一年十月十二日
6
風船を空へ離せず君思う。
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前妻は上戸彩似で一つ年上でしてより毎夜が長い
平成二十一年十月十二日
3
上戸彩似の前妻で長き夜。
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高速の未来へ向かいすれ違う光りを今は君と見ている
平成二十一年十月十二日
3
すれ違う高速の灯を君と見て。
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