吉城風起世さん
のうた一覧
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耳掠むジャクジャクジョキジョキ髪摘みし音心地良く微睡みかける
令和八年三月十九日
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春分を前にそろそろ髪を切る春色とばかり白髪も隠し
令和八年三月十九日
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そっと距離置きし知人に共通の友ありて顔合わさずいられぬ
令和八年三月十九日
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温水の温もり残る洗面所目を細めつつ猫居座れり
令和八年三月十九日
2
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青き日の小さき約束守らねど忘れる者と忘られぬ者
令和八年三月十八日
1
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飲み終えたはずの珈琲残る香がまったく主張をやめる気がない
令和八年三月十七日
2
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川辺りに並ぶ裸木他人事と先走りしか河津葉桜
令和八年三月十七日
1
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雲海に浮かぶ現存天守なりさんじゅーろーが今日も見廻る
令和八年三月十七日
1
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大根葉一心不乱に貪りぬそれ猫草じゃないんだけれど
令和八年三月十六日
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夜桜を愛でる風情を目論見も冴え返る夜気にまた阻まれる
令和八年三月十六日
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本来はトラジャはあまり好まぬに喉越し癖になりしコンビニ
令和八年三月十五日
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君のいた輝ける日々過ぎたりし時にも栞を挟んでおけたら
令和八年三月十五日
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猫眺む窓の外にて舞う枯葉いつしか虫や鳥に変化す
令和八年三月十五日
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世の中の浮かれし弥生半ばかなリボン掛けらる淡桃の箱
令和八年三月十四日
1
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気がつけば鼻のぐずつき暇なしそんな理由で涙溢るる
令和八年三月十四日
2
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父の足羽交い締めたり噛みに蹴りなのに母には手を出さぬ猫
令和八年三月十四日
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立ち話季節を語る度毎に強調される「暦の上では」
令和八年三月十二日
3
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春霞去りゆく友を見送りし君の足元笑む福寿草
令和八年三月十二日
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懐かしの漫画夢に見目覚めれば連載周年記事目撃す
令和八年三月十二日
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エンジンが暖まらぬまま時間過ぎ調子出るのは日が終わる頃
令和八年三月十二日
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