キノシタサトルさん
のうた一覧
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また明日いっしょに遊んでくれますかゆびきりげんまんしてくれますか
平成二十一年五月二十七日
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いつきみがいなくなってもいいように波間に投げておくさようなら
平成二十一年七月八日
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こんにやくのにやくといふのが氣に入つていつもにやくにやくいつてをります 草々
平成二十一年十一月二日
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この星の公転軌道を変えようと山ほど花火を買い込んでみる
平成二十一年十一月七日
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「首括るのに丁度良い枝振りだよ」と叔父さんが褒めてた桜
平成二十一年十一月七日
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また明日お会いしましょう明日また目覚める僕が僕であるなら
平成二十一年十二月二十八日
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心臓が勝手なリズムを刻むので不本意ながら踊り続ける
平成二十二年五月十九日
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とりあえず先刻生まれたことにする ただいまからが僕の人生
平成二十二年五月十九日
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叫んでも平気なくらい遠くまで遠くまで抜けてみえる青空
平成二十二年六月一日
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よくできたロボットですねスイッチはどこなんですかこれつめたくて
平成二十二年六月十二日
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融けてゆく脳髄だけに現れる一夜限りの思考回路で
平成二十二年八月十七日
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二時過ぎにセブンの裏でのら猫がため息ついていたから末世
平成二十二年十二月二十九日
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タイル片・軍手・ノラ猫・おまじない いろんなものが落ちている夜
平成二十四年四月六日
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問「この文が可能な意味の集合は?」 答「読むことが書くことに等しい」
平成二十四年四月十日
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永遠に返ってこない山彦を待ち続けてる石像の人
平成二十四年四月三十日
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スプーンをコップのうえにのせたままとなりのひとはいってしまった
平成二十四年十二月十日
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おとのないところにすんでいるさかなみたいにつるりつるりと黙る
平成二十四年十二月十日
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浮んでは消えて浮んでは消える水泡の如く散って百夢
平成二十一年五月二十五日
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「このうちのどれかが君の骸骨だ」「そんなのどれかわかりませんよ」
平成二十一年五月二十七日
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「本当に怖くなったら言いなさい優しいふりをしてあげるから」
平成二十一年五月二十八日
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