ひよどりよりこさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
- ほのぼのと毒あるものがみる夢よ群れてる家がきのこのようだ 令和七年二月五日 1 もっと見る
- ゆきずりの老人がした告白に大きな鳥の影よぎる沈黙 令和七年一月三十一日 2 もっと見る
- 彗星はジャコメッティの相貌で針金の尾を曳き虚空に消える 令和七年一月三十一日 2 もっと見る
- 白い皿汁浸すとき海のない県の渇する心を思う 令和七年一月十六日 1 もっと見る
- 白雪のごとき残飯分け合えば歯にしみわたる孤独を思う 令和七年一月十六日 5 もっと見る
- 狼の踝欲しき金色の毛が生えそむる星の尾を曳く 令和七年一月十六日 1 もっと見る
- 噴火口あぶく吹く鍋ジャムを煮る村を滅ぼす怒りを思う 令和七年一月十日 1 もっと見る
- ことづてが呪文に似る夕暮れの幼子神の使いに非ずや 令和七年一月十日 3 もっと見る
- 羽衣の末裔であり風に鳴り飛ぶあれは白いビニール袋 令和七年一月九日 3 もっと見る
- 食卓に海苔をひろげてはろばろと夜の海の名残りを思う 令和七年一月八日 2 もっと見る
- マロニエとマカロニちがい嗅ぎ分ける犬と幼児が溶け合う時間 令和七年一月八日 2 もっと見る
- 缶が転がる木と木のあいだ鬱という字の上半分にあらずや 令和七年一月八日 0 もっと見る
- 受精卵金環食となりて燃ゆ母体に宿るわれのかなしみ 令和七年一月三日 1 もっと見る
- 海の上畳一畳ほどの蝶見る初夢が現身のわれ 令和七年一月三日 0 もっと見る
- トーストをつめこんでいるかなしみはたしか鍵穴のかたちをしている 令和七年一月一日 2 もっと見る
- 無精卵０のかたちでおいてある食べる私は何になるのか 令和七年一月一日 1 もっと見る
- 退屈に泡立ててやる石鹸痩せみるまに残る罪深き手 令和六年十二月二十六日 2 もっと見る
- 三日月をゴッホの耳と讃えんと今宵かぎりの星月夜なり 令和六年十二月二十六日 1 もっと見る
- 一行の長いお別れよみあげる手紙のごとくけむりは昇る 令和六年十二月二十六日 2 もっと見る
- 全身が映る姿見泳ぎきる視線はかなたの用事へむかう 令和六年十二月二十六日 3 もっと見る
