ひよどりよりこさん
のうた一覧
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髪ほどきとかして洗い反省すよりよく眠り水になるため
令和八年一月十七日
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夕映えに帰り待つ人苦しさに檸檬の香り棘立て鼻腔
令和八年一月十七日
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この色の人とわかれば同じ色の鍵に染まりいつでも帰る
令和八年一月九日
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瞼のふち虹を縫い込む瞳にはからめとられる雲なる人よ
令和八年一月九日
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汲み上げられて水撒くごとく地を濡らし月の光はふり注ぎたり
令和八年一月九日
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駆け落ちのはてに包丁握りしめまかない作る今だとうれしい
令和八年一月三日
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あらわれてはすぐ消え炭酸の泡たつようなこどもたちの声
令和八年一月三日
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赤い夕日を拭う手紙はさりげなくかつての友の訃報を告げる
令和七年十二月二十日
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ひとひらの雪の輝きひるがえるシーツは空のあわいに溶ける
令和七年十二月二十日
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眠りとは水底に似るスマホから伝わる深海魚の震え
令和七年十二月十三日
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傘の骨花火のようにひろがれば道ゆく雨は祭りとなるべし
令和七年十二月十三日
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見る前に跳べペパミント・ガム踏み切り台ほんとにほんとに星が大好き
令和七年十二月六日
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いましがた鯨殺めたような雲血にまみれては夕星光る
令和七年十二月六日
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曼殊沙華明け方の空狂い咲くいろんな地獄をわれらはみたり
令和七年十一月二十九日
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水たまり刺青の如く雲流れこの地で終える命運かなし
令和七年十一月二十九日
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冬の陽は宝石の粉ふるように蟷螂の死に祝福あたえ
令和七年十一月二十八日
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どこまでも人を愛せる風が吹く雲が流れてあとはそれだけ
令和七年十一月二十一日
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海老色の朝焼けの果ていま人をみおろす雲が夢をおいぬく
令和七年十一月二十一日
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涙色海煮つめてはかなしみはひとつまみとなる塩を売らなば
令和七年十一月十三日
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バスルームに呪文みちてく魚ならどこまでも追う背中を思う
令和七年十一月十三日
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