ひよどりよりこさん
のうた一覧
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爽やかな臭いのお酢が目にしみてもう鮮やかないきづまりあり
令和八年七月十一日
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悠久を火炎式土器大盛りに煮るまほろばにいつかつくのか
令和八年七月十一日
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ピグマリオンピグマリオンと鳴るベルのドア開けてくる理想の客よ
令和八年六月二十七日
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いかづちの固い芯持つ神となり母と名のつくすべてを罰す
令和八年六月二十七日
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ただ一筋に連絡を待つ紫陽花に心変わりの朱は混ざりて
令和八年六月二十日
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誰にささげん連なり切れる蛋白石の首飾りめく夕映えの空
令和八年六月二十日
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言葉の蜜によせられてくる蜂がまた悪意でわれを一刺しにする
令和八年六月十二日
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不運続く女が煮込む賄いの肉が震える深夜の厨
令和八年六月十二日
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パラダイスたどりついても心だけまだ母がもつ鳥籠のなか
令和八年六月十二日
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青葉闇殯のごとき静けさを駆け抜けるとき死臭を思う
令和八年五月三十一日
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殯(もがり)=古代日本で行われて...
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高慢に疲れていれば母にまた頬をうたれて夏がはじまる
令和八年五月三十日
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パスカルの苦悩は知らず針山に水辺の葦の群生思う
令和八年五月三十日
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トーストを作る手つきが瓦焼くようで心が雨漏りする日
令和八年五月二十三日
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岩石のプレパラートの輝きでレモンを薄く削いだ眩しさ
令和八年五月二十三日
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盗賊の雄叫びあげて鴉たち影掠め取る支度している
令和八年五月十五日
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雲ちぎれすべての人にさびしいを届けるための切手のようだ
令和八年五月八日
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五線譜の空に音符の風船をたどるときには歌が生まれる
令和八年五月八日
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氷噛み硝子でできた歯車が頭の中で音をたててる
令和八年五月八日
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浴室に草原色のバスクリン満たせば潜る地球のように
令和八年五月一日
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生臭い匂いかすめる地下鉄で私は都市の内蔵となる
令和八年五月一日
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