ひよどりよりこさん
のうた一覧
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ピグマリオンピグマリオンと鳴るベルのドア開けてくる理想の客よ
令和八年六月二十七日
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いかづちの固い芯持つ神となり母と名のつくすべてを罰す
令和八年六月二十七日
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ただ一筋に連絡を待つ紫陽花に心変わりの朱は混ざりて
令和八年六月二十日
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言葉の蜜によせられてくる蜂がまた悪意でわれを一刺しにする
令和八年六月十二日
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不運続く女が煮込む賄いの肉が震える深夜の厨
令和八年六月十二日
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パスカルの苦悩は知らず針山に水辺の葦の群生思う
令和八年五月三十日
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トーストを作る手つきが瓦焼くようで心が雨漏りする日
令和八年五月二十三日
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氷噛み硝子でできた歯車が頭の中で音をたててる
令和八年五月八日
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浴室に草原色のバスクリン満たせば潜る地球のように
令和八年五月一日
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生臭い匂いかすめる地下鉄で私は都市の内蔵となる
令和八年五月一日
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悲しみが永遠となるその日まで水時計めく滴る涙
令和八年四月二十五日
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霹靂がいま冴えている晴天の朝きりだした別れの言葉
令和八年四月二十五日
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霹靂=かみなり・いかずち
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読み終えた人のこころに移り香のようにきらめく詩歌の言葉
令和八年四月十八日
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剥き出しの刀剣となる野望秘め花弁浴びる若人が立つ
令和八年四月三日
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まつぶさに星をみつめてまなざしの橋架けるとき禍が来る
令和八年四月三日
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ツブツブの苺がイヤなわたくしは未熟なままでときめきに死す
令和八年三月十四日
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浮き世には知らなくていいことだらけ烏賊のまなこで見上げる風呂場
令和八年三月五日
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イヤホンの異国の響き合わせてる鼓動に耳がさすらいにでる
令和八年一月三十日
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柊の花咲く夜にしあげてる仮装のあいまコウモリの鳴く
令和八年一月三十日
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虎の皮得たる心地す網の上黒い縞もつ焼きあげた餅
令和八年一月二十三日
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