天野まどかさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 鋭き眼光らせ鷹は飛び立てりただ広々と野が残るのみ 令和六年六月二十一日 1 もっと見る
- でこぼこと転がり落ちしじゃが芋のごとく拙き吾の有り様 令和六年六月十九日 4 もっと見る
- 吹き溜まる落葉を棒で掻きまわす何か隠れていると思いて 令和六年六月十九日 2 もっと見る
- 白菜を一つ抱えて歩き居り自分の頭のごとく抱えて 令和六年六月十八日 4 もっと見る
- 虚しさはからから回る風車ただ風頼み羽根折れるまで 令和六年六月十八日 3 もっと見る
- 正義とは高々と鳴るファンファーレ捨てられし者闇に這いゆく 令和六年六月十六日 0 もっと見る
- しどけなくよじれて垂れる夏花が風に揺られて蝶を誘う 令和六年六月十六日 4 もっと見る
- 白々と乾ききりたる道を行く祭の後の町を目指して 令和六年六月十六日 2 もっと見る
- 恐々と覗きこみたる古井戸にどろどろ動く名づけ得ぬもの 令和六年六月十五日 1 もっと見る
- ぴったりと獲物を狙う虎の眼の透きとおりゆく深き哀しみ 令和六年六月十五日 2 もっと見る
- 追憶の中に棲みつく一匹の蛇が記憶に付けし噛み痕 令和六年六月十三日 4 もっと見る
- 唯一の実存として存在す吾の墓標は今ここに立つ 令和六年六月十三日 1 もっと見る
- 赤々とネオンが灯る裏町に今日も真赤な嘘が飛び交う 令和六年六月十二日 3 もっと見る
- 干乾びし虫の死骸をつまみ上げどうしたものか迷う夕暮れ 令和六年六月十二日 4 もっと見る
- 紫に暮れる夕べの空見上げとりとめもなく見上げ続ける 令和六年六月十二日 1 もっと見る
- 夕焼の空に拳を突き上げるごとく鉄塔黒々と在る 令和六年六月十一日 5 もっと見る
- 病院の隅で飼われる熱帯魚ひらひら泳ぐ残影のごと 令和六年六月十一日 1 もっと見る
- 一筋の光射し来る雲間見てなぜかひたすら祈りたくなる 令和六年六月十一日 1 もっと見る
- ひたひたと迫る足音ふり切って捕まるまでは生きるなりけり 令和六年六月十一日 1 もっと見る
- これしきのことと不様に立ち上がりよろけながらも前に進めり 令和六年六月十日 1 もっと見る
