天野まどかさん
のうた一覧
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冷え冷えとコンクリートにのる露が悟性のごとく映し出す都市
令和六年八月十三日
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遠雷の籠れる音を響かせて道に転がる錆びし鉄管
令和六年八月十日
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眠れない夜を独りで口ずさむ誰も知らない黒きエレジー
令和六年八月十日
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蝉しぐれ頭の中にこだまして暑さに喘ぎ見る白昼夢
令和六年八月六日
2
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夏の日の何も起こらぬ真昼間を静かに映す廊下の鏡
令和六年八月三日
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核心に触れないままの団欒の鉄板にのる焦げた焼き肉
令和六年七月三十一日
4
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動きとめ獲物を狙う野良猫が自給自足で生きる廃村
令和六年七月三十日
1
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散歩する吾に毎日付き来るは小犬ではなく小さな不安
令和六年七月二十八日
1
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川面には片方だけの靴が浮き帰りたいよと泣き声がする
令和六年七月二十六日
5
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昼からの雨は夕方降り終えて舗道に赤く映える残照
令和六年七月二十六日
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捨てられて腐敗が早き夏の日のスイカの皮に鴉群がる
令和六年七月二十四日
3
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夏の日は昼も寂しき時ありて独り真似する蝉の鳴き声
令和六年七月二十三日
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炎天に干した白シャツぶら下がり揺らめくだけの昼の静けさ
令和六年七月二十一日
6
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キコキコと軋み首振る扇風機健気に見える夏の夕暮れ
令和六年七月二十一日
5
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万緑の中に生気はむせ返り怖気づきつつ窓を閉ざしぬ
令和六年七月十九日
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蝉しぐれじりじり耳に焼き付いて何かが迫るような気がする
令和六年七月十九日
3
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どこまでも落ちゆく夢を見た朝にぼんやり夢の結末思う
令和六年七月十六日
4
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耐えきれず流した涙のごとく降る雨を見つめる夕暮れの窓
令和六年七月十六日
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日に焼けてはち切れそうな子供らを避けてよろける青白き人
令和六年七月十二日
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いつからか家に転がる襤褸傘をさして寂れし駅裏をゆく
令和六年七月十一日
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