恵雪さん
のうた一覧
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風止みて薄暮の空に影絵なるメタセコイヤの並木美し
令和六年十一月二十二日
9
葉が落ち始めたメタセコイヤはシル...
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移ろへる空に刹那のしぐれ虹 儚さに見ゆ亡母の面影
令和六年十一月十九日
8
晴れていると思えば雨がぱらつく、...
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冬の花 蕾をたんと抱きつも暖かな陽に戸惑ふてをり
令和六年十一月十三日
13
立冬を過ぎても連日20度を超える...
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いにしへの写経の労苦如何ほどと几帳面なる筆の運びに
令和六年十一月九日
11
正倉院御物の保存状態の素晴らしさ...
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金色の大き葉揺らしプラタナス空の高みに届けとばかり
令和六年十一月六日
7
背の高いプラタナスの黄葉は秋の青...
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暖かな雨で始まる霜月の先は霞みて四季朧なる
令和六年十一月二日
9
昨日から、まるで夏のような雨が降...
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葉の皿にどんぐり赤き実よそはれて誰を待つらむ小雨のベンチ
令和六年十月二十九日
11
令和の時代でも木の実でおままごと...
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坂上りふたりの母校訪ひてあの日と同じ海見下ろせり
令和六年十月二十四日
10
夫の実家のある小樽市へ。 高校...
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思ひ出を語らふ姉妹の傍らで亡母聴くらむや香の烟揺る
令和六年十月二十一日
8
帯広に住む妹とゆっくり夜を過ごし...
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満天の星 明くれば蒼き空と海 ゆるり流れる至福の時間
令和六年十月十八日
8
妹と義母に会うため、北海道へ。 ...
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秋麗 刈田一面ひこばえの碧き生命の漲りてあり
令和六年十月十日
13
今日も夏日の晴天でした。 田ん...
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寂しきは枝々伐られし銀杏木に秋風吹けどさざめきの無き
令和六年十月八日
12
久しぶりに通った銀杏並木。 枝...
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実を抱き淡いうすべに染まりゆくミズキの葉にもやはらかな雨
令和六年十月四日
15
昨日今日と秋雨が降り続き、ハナミ...
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清清と刈り取られゆく田に集ふ白鷺の群れ秋を告げをり
令和六年九月二十九日
9
電車の窓から眺めた風景です。
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頭垂れ刈り取り待てる稲穂波 祝ふて赤き曼殊沙華かな
令和六年九月二十五日
12
近隣の田んぼはまだ稲刈りが終わっ...
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いつぶりか窓開け放ち虫の音の清明さ満ちる秋分の夜に
令和六年九月二十三日
14
昼間の雨が止んだ途端に秋が訪れま...
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未だ暑さ孕む風に抗ふや紅紫の秋ぞ山萩萌ゆる
令和六年九月十九日
11
記録的な残暑が続いていますが、遊...
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下草の茂みに立てる露草の青凛として秋ひとしずく
令和六年九月十五日
13
毎日暑い日が続いています。 一...
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熱き夜にこぞりて歌ふ秋虫は夏の終はりを如何に知らむや
令和六年九月九日
13
まだまだ猛暑日や熱帯夜がある中、...
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足早に沈みゆく陽が染む空の朱き余韻も短くなりぬ
令和六年九月六日
9
日が短くなり、茜色の夕空もあっと...
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