綿花さん
のうた一覧
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誰だっていつか大人になるらしい髭を生やした真田広之
平成二十二年三月八日
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ちゃん付けで呼んで絡めて歩き出す四十路の肩にいちごが揺れる
平成二十二年三月二十日
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改札や柱や君にさよならをいつもの春の朝とは違う
平成二十二年三月二十三日
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おしゃれしてデートに行くの?その靴は餃子みたいねにっきゅっぱーね
平成二十二年五月二日
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歌だからフィクションだから嘘だからせめて「本気?」と聞かず抱いてよ
平成二十二年五月二十六日
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あの腕はこんなじゃなくてあの指はこんなじゃなくて枕ともんもん
平成二十二年六月八日
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こんな夜は魔法の杖を振り立てて目を閉じさせて眠らせないで
平成二十二年六月九日
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どうするの濡れた砂浜傘も無い縦一列が今の2人で
平成二十二年六月十日
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元カノの話題の時に少しだけ君とおんなじ岸に立ててた
平成二十二年七月三日
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君にだけ見せてあげるね見せたいのだけどあんまり見つめないでね
平成二十二年七月十五日
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今私不定愁訴というらしく無意識に泣くこともできます
平成二十二年十一月三日
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箪笥から出したセーター日記より語ってしまう過ぎた冬の日
平成二十二年十一月七日
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着々とカサブタになるイメトレを繰り返しつつ今日も寝ましょう
平成二十二年十一月十五日
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燃え尽きた灰の形はわからないでも火をつけるつけていいよね
平成二十二年十二月二十一日
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あれこれをめの粗いザルで洗おう大粒の砂金だけ残して
平成二十三年一月二十四日
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雪雲に負けないように追いかけるモッズコートの広い背中を
平成二十三年二月八日
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まっすぐに背中も髪も変えたけど今さら会ってなんて言えない
平成二十三年十一月五日
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小さい手かわいいねって言ってたなまだはずせないピンキーリング
平成二十一年五月二十一日
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点滅を五回させたねマネだよね「がんこだね」って読める気もする
平成二十一年五月三十一日
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紫陽花も蒸し上がってる昼下がりべたつく指じゃレスも打てない
平成二十一年六月二十五日
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