兎桃さん
のうた一覧
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其処此処に秋の気配は見ゆれども広がれる空青まだ浅し
令和六年八月二十二日
6
Signs of autumn ...
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秋来ぬと白き百合花崖面に群れて咲けども侘しさつのる
令和六年八月二十一日
1
When autumn come...
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起き抜けて台所の窓開けたれば庭に蟋蟀繁く鳴き居り
令和六年八月二十日
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Woke up and open...
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手の平に大小四つのタブレットこれを一生飲み続くるか
令和六年八月十九日
4
Four tablets, la...
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黄昏に東の空も朱に染まり間に浮かぶ十三の月
令和六年八月十八日
6
At dusk, the eas...
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川土手の狗尾草の色付きて此処には早も秋の来たるか
令和六年八月十七日
4
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世の中に地震台風雷と思うにならぬ事ぞ多かる
令和六年八月十六日
2
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窓外の白暑の景に負けそうなスカルラッティ涼しき調べ
令和六年八月十五日
3
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懐しきイーグルスの唄口ずさみ盆の休みに高原を行く
令和六年八月十四日
1
70's Pop Au...
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酷暑避け黄昏時の町歩き盂蘭盆の香其処等に薫ず
令和六年八月十三日
5
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芝桜夏枯れ悲し強き陽に水を怠る吾の所為なり
令和六年八月十二日
2
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掛かり付け採血をする看護師の針刺す不安腕に伝わり
令和六年八月十一日
4
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秋立てど日中田圃に草刈れば身内に溜まる熱ぞ苦しき
令和六年八月十日
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夜明け方戸外の空気涼しくなりてカラ鳥の声清らに響く
令和六年八月九日
1
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秋立ちていくらかましと思へるに気のせいならむ妻は言ひたり
令和六年八月八日
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秋立つは暦の上と思へども寝苦しき夜にはや虫の声
令和六年八月七日
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土用末田を干し終えて水入れる五時の陽射しは言うほどになし
令和六年八月六日
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炎天にクーラーの利く部屋に居り長袖を着て靴下を履く
令和六年八月五日
2
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クマゼミは身内に時計持ちたるか喧しきは十時過ぎまで
令和六年八月四日
2
本当に10時過ぎにはピタリと止ん...
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小窓よりツクツクホウシ声聞こゆ立秋はまだ先のことなり
令和六年八月二日
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