兎桃さん
のうた一覧
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うつせみを並べて訪ねはせぬけれど見るべきものは後に残さず
令和六年四月一日
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山路来て日も傾きぬ足を止め次なる旅の支度をぞせむ
令和六年四月一日
6
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ピザ生地にチーズを散らし胡桃のせ一人の昼餉侘びしくはなし
令和六年三月三十一日
2
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浄土など行きたくはなし心地好く穢るる吾のうつせみなれば
令和六年三月三十日
2
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山下の赤のそほ船紺碧の海を進みて補陀落へ消ゆ
令和六年三月二十九日
2
黒人です。
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若ければ生では馴染まぬウイスキー歳とることは物悲しかな
令和六年三月二十八日
1
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若ければ生では馴染まぬウイスキー歳とることは面白きかな
令和六年三月二十八日
1
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永遠に続く命ぞ恐ろしき限りある身は福音なりや
令和六年三月二十七日
2
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年寄れば語学を習い歌を詠む心静かに日を暮らせるに
令和六年三月二十五日
3
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並び立つ古き石塔集め寄せ代々墓に祀りなおすらむ
令和六年三月二十四日
1
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席待ちにシェリーの杯を勧められ二こと三こと言葉を交わす
令和六年三月二十一日
4
これが美味いんだ。
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同じ名のスープの味の異なりて時の流れか所の違いか
令和六年三月二十一日
4
ニンニクスープ。
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黒縁の眼鏡で店に立つ店主息子は牛の食玩もらう
令和六年三月二十一日
1
なかなか味のあるおじさんでした。
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妻や子と分けあい食べたパエリアの香り懐かしカサデフジモリ
令和六年三月二十一日
5
昔広島にあったスペイン料理店です...
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年ふりて方々毀れし貴船社に吾の直した鬼瓦上ぐ
令和六年三月十九日
5
耐水の接着剤でくっつけました。
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歳取れば見掛け十割らしいからニットタイ着け講座を受ける
令和六年三月十八日
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妻に指摘されます。
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廃れたる昔の風ぞ懐かしき満中陰に海苔送り来る
令和六年三月十五日
4
法事で乾物をもらうことは多かった...
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血圧の低き値を求めては3度ばかりも繰り返す朝
令和六年三月十五日
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なぜか緊張するんですよね。病院で...
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遅々として進まぬ春の足のごと日を確実に暮らし行きたし
令和六年三月十四日
5
日を暮らすという表現が力ずくで生...
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十年後この内誰が残るやら苦笑いする寄り合いの夜
令和六年三月十二日
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私なんか若手ですよ。
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