兎桃さん
のうた一覧
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二人には余れる程の桃のジャム胡瓜トマトの礼に配れり
令和六年六月二十六日
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去年よりも多く残れる桃の実を虫の落とすと競ひて穫らむ
令和六年六月二十三日
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初生りのピーマン早に採り入れて後に控へし次の実待たむ
令和六年六月十九日
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草引けば休耕の田の蒲の穂にケケスカタキン葦切の鳴く
令和六年六月十六日
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私のところではヨシキリはケケスケ...
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麦の束竹の千歯で扱きたれば混じれる草の高く薫れり
令和六年六月十三日
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あしびきの山ホトトギス畠に聞き手鎌千歯で麦取り入れり
令和六年六月十二日
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代掻けば小さきザリガニ姿見せ耕耘機に向けハサミを上げる
令和六年六月十一日
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浜草の間に珍し蘭の花海を渡りて此処に咲けるか
令和六年六月八日
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明け方の静けき波は砂浜に鋸の歯形に漣痕残し
令和六年六月七日
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裏畑に群るるドクダミ手に採りて供へまつるを日の務めとす
令和六年六月三日
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知らぬ木の鳥に運ばれ庭に生ふ吾よりここに似つかわしきか
令和六年六月二日
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田園の風景なれど沈み行く夕日ばかりはターナーの色
令和六年五月二十九日
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母親の月命日の墓所初夏の落葉の深く積もれり
令和六年五月二十三日
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あしびきの山ホトトギス鳴く頃にウグイスの歌見事に響む
令和六年五月二十二日
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蔓延れるクサフジも早衰へぬ久しからぬぞ理なれば
令和六年五月二十一日
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里山に遊ぶ童ぞ今はなき桑の実黒く熟れるといふに
令和六年五月十九日
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鼈の畑の端に伏せりおり卵でも産めるか動きもせぬに
令和六年五月十四日
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鼈っていう字すごく異質な感じがし...
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二三日五月晴れの日続ければ剪定の虫騒ぎ初むらし
令和六年五月十二日
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山の畠かかる草藤払い除け麦の畝にも風を通さむ
令和六年五月十日
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炊事場の東窓より陽の射して野菜植えむと妻はしゃぎおり
令和六年五月十日
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