兎桃さん
のうた一覧
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炎天にクーラーの利く部屋に居り長袖を着て靴下を履く
令和六年八月五日
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道細み譲る間に声すれば存外長く話は続く
令和六年八月一日
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老いの山見むと開発のぞむ在り同意の出来ぬ吾れもまた居り
令和六年七月三十日
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幾分か翳る夕べに畔を刈り土用干しにと田の水落す
令和六年七月二十四日
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冷房の少々過ぎたる小部屋にて「目的語とは」侃諤議論
令和六年七月二十日
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フランス語講座後の風景です。
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吾も彼も腑に落とさむと訳探る事はただただ起これるのみに
令和六年七月十八日
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納得がいかないと「動機?」ってな...
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近頃は何回も来る休刊日番組残しあとは片付く
令和六年七月十七日
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昔は確か年に1〜2回でしたけどね...
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何となく検査の結果おそれしが変わらぬ値拍子ぞ抜くる
令和六年七月十六日
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軽ワゴン操る妻は地の底に潜る様だと助手席に乘る
令和六年七月十五日
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手に馴染む鍬の重みぞ懐しき今は機械が打ちて造るか
令和六年七月十二日
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道端に鎌もて草を薙ぎたれば根より取れよと子らに諭さる
令和六年七月十一日
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家の横が小学生の通学路です。「お...
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梅雨半ば午睡をするも寝苦しく築地の溝の草削りをり
令和六年七月十日
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口の端に蠅寄り来る身の内に巣くへる病嗅ぎ付けぬるか
令和六年七月八日
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ファミレスの机に打伏し眠りたり見ぬふりをして脇を行き過ぐ
令和六年七月六日
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半夏生日差しもなきに温しとて使へるクーラー風の寒さや
令和六年七月二日
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梅雨最中倦むこともなく降る雨を集めて流す改修の河
令和六年七月一日
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海山の恵みを市に持ち寄りて商ふ人のたくましきかな
令和六年六月三十日
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高知の朝市へ行ってきました。雨の...
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六月の晦前の梅雨晴れに夏越の知らせ配りて周る
令和六年六月二十九日
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夏越祭いわゆる夏祭りです。まだ一...
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田植終へ除草の薬岸より撒けり野良の仕事も楽にはなれり
令和六年六月二十八日
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用の無き吾が身思いて一人飲むインスタントの珈琲美味し
令和六年六月二十五日
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