海野 冬雪さん
のうた一覧
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ねむりのまど つきになだれる おもきくも めざめのまどは きっとあめ
令和六年四月二十九日
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逸れたるケモノは悲し野生の血 離れたるヒトは道を見つけたか
令和六年四月二十九日
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孤独死は真冬の陽炎揺らぎなく ホットミルクでウォークオン
令和六年四月二十八日
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アルファベットが載りませんのでウ...
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あおぞらの ぱららのしずく つむにのせ ひとりあそぶか おさなごは
令和六年四月二十二日
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我が呼吸いつぞ止む風この鼓動凍りて黙す蛆の海の中
令和六年四月二十一日
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メーテルは女ひとりで死地へ発つ 同じホームか万感の汽笛
令和六年四月二十一日
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田園も変わりゆけどもカエルたち応えて唄うざわめく銀河へ
令和六年四月二十日
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卯月風農の業の競演や 畝は立てり土の匂ひたち
令和六年四月八日
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人眠る町も眠りの闇の刻 街灯ひとつ夜桜ひとつ
令和六年四月七日
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うみへゆく こころこわされ よるのまど はるのあめが ながれておちて
令和六年四月六日
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花嫁と屁の突っ張りは要らぬもの 殺さぬ義務と なにもない空
令和六年三月三十一日
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いませつな 生きしままで できること そうかんたんに 死なぬこと
令和六年三月三十一日
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若者が逝きて形見分けの靴 まだあるだろか私に道が
令和六年三月三十日
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人幅の吊り橋かかる対岸に 森があるだけ闇があるだけ
令和六年三月三十日
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こいびとは やさしきひとか そのひとみ かれのこころに ふれたけしきか
令和六年三月三十日
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産声や 海から陸へ鰭で揚がり 少し空近くして直に立つ
令和六年三月二十四日
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元始男性はバカボンのパパだった 刀を獲るや変わりあやめる
令和六年三月二十四日
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ツァラトゥストラ女たちは猿を捨て武器を獲らず人間になり
令和六年三月二十四日
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男と女背中さえ一目で違う 猿は何を求め何をした
令和六年三月二十四日
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独り身に ふたつあり プロポーズ せしの人生 せずの人生
令和六年三月二十三日
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