継海さん
のうた一覧
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「おっ父さん」サスケの如し我が子抱くサンタが並ぶ店内に居り
令和五年十二月十一日
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夢遠く皆に幸せ配れぬと二十五日は雪に帰る日
令和五年十二月十日
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犬嗅ぐや土壤の生命探しあてやがて水仙咲き誇る畦
令和五年十二月十日
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季節より半歩遅れた枝ありて紅葉騒ぐまだ秋の中
令和五年十二月九日
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時短とか時々聞きし師走なり星空輝く眞下走りて
令和五年十二月八日
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母と行くちぎり絵教室祝福のポインセチアがなぜか哀しく
令和五年十二月七日
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「これ買ふよママに買ふんだ買つてよね」ままごとセット持ち父レジへ
令和五年十二月七日
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正月の飾り作ると通学の児童ら走る未来は晴れるや
令和五年十二月六日
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故郷の母の声だけ聞きたくてカーテン閉めて十円探す
令和五年十二月六日
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母からの小包みいつも切手入り友と分けなと県外の春
令和五年十二月四日
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街寺へ枝垂れ銀杏が案内す車道を抜けて厳かな秋
令和五年十二月四日
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御長壽を願ふ雉鳩旋廻す介護施設や穿ち初めの儀
令和五年十二月三日
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コンビニへ曲がりし車結晶となりし風のせニット帽脱ぐ
令和五年十二月三日
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紅葉になりて喝采散りて尚変はれぬこの身紛れて立ちし
令和五年十二月二日
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下宿先母が杖つきやつて來た羅針盤なる住所抱へて
令和五年十一月三十日
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整然と竝んだ黒き靴横に蓮のし掛けた仕出し重なる
令和五年十一月三十日
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妹背負ふ姉も幼子笑顏見せ突然の雨濡れたサンダル
令和五年十一月二十九日
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日附だけ今日から明日へ変はりゆく星雲靜か散り落ちる山
令和五年十一月二十九日
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レジ袋良ければどうぞ貰ひ受け一枚二円の底から林檎
令和五年十一月二十八日
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廢品の衣類置き場にそつと置く婦人の手から未だ離れず
令和五年十一月二十七日
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