仙人の弟子さん
のうた一覧
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夜の街 行きかう人は何思ふ假面の下は闇夜のごとし
令和五年七月三日
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初夏の風 湖水きらめき蝉の声 陰をつくるは櫻木の枝
令和五年七月二日
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脇道に迷ひ入ればお屋敷の土塀に集ふ雨の露草
令和五年七月一日
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梅雨の夜 月の光は見えねども燭臺ともし 夜は更けゆく
令和五年七月一日
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降りしきる雨を見あぐる猫の目の視線に沈むわが心かな
令和五年七月一日
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夜の風 思ひ思ひの一日の言葉と香り 雨に濡れなむ
令和五年六月二十六日
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雨の音 座敷に薄日ささねども心いざなふ初夏の砂濱
令和五年六月二十五日
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涼風にゆらりゆらりと舟浮かべ和琴の調べ夜は更けゆく
令和五年六月十九日
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池の端で三味線奏で夕涼み梅雨空かすみ月も微笑む
令和五年六月十九日
5
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内裏跡 宮廷人のささやきと香のかをりは 何處にや
令和五年六月十七日
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縁側で夜の帳に身を沈め耳をすませばせせらぎの音
令和五年六月十六日
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露天風呂 梅雨の合間に ゆたゆたと雨の殘り香 硫黄の匂ひ
令和五年六月十一日
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梅雨空に 舟漕ぎ出して 眺むれば想ひははるか 波間にゆれて
令和五年六月五日
7
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雨上がり 森の香りに 誘はれて橋を渡れば ホタルきらめき
令和五年六月五日
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月の夜に 仄かに香る 水仙に 別れし人の 面影ぞ見ゆ
令和五年六月四日
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新緑に櫻の花をかさぬればいとど麗し古都の廢寺
令和五年五月十六日
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中には入れない奈良の廃寺に、往時...
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