仙人の弟子さん
のうた一覧
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夏の夜に牛蛙鳴き目覺むれば のどかな声に心安らぎ
令和五年八月五日
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寝苦しい夏の夜に目覚めると、近所...
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機上から眼下彩る花模樣 振り返り見る故郷の花火
令和五年八月五日
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夢の中 御簾の局をさまよへば衣擦れの音 薫香のかほり
令和五年七月三十日
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むせかえる香のかおりと衣擦れの音...
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猛暑日に 雪の夕立舞ふ景色思ひ描ゐて涼をとるかな
令和五年七月二十九日
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海の家 昔懷かしかき氷 潮の香りに心ときめき
令和五年七月二十九日
8
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夏の夜に川辺を歩き物思ひ 過ぎし日の恋 月のさざ波
令和五年七月二十八日
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若き日の恋の思い出は、川面に映る...
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梅雨明けの晴れ間は眩し 視線さけお久しぶりと恥ぢらひ混じり
令和五年七月二十三日
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梅雨明けに出会う晴れ間は久しぶり...
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眞夏の夜 森林浴に出かければ 森の香氣は はや冬支度
令和五年七月二十二日
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うたのわの歌人一覽ながむれば 逢ふこともなき旅の道づれ
令和五年七月二十一日
6
歌人一覧を見ていると、ああ、お互...
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漱石がかつて坐つた縁側で じっと聞き入る微かな言靈
令和五年七月十七日
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熊本に残る夏目漱石の旧居の縁側で...
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祭りの夜 最後の大輪空に消えまた來年と 殘響寂し
令和五年七月十六日
6
祭りの最期を飾る色鮮やかな花火も...
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夏祭り 太鼓の音に花火映え 夜空も今宵無禮講かな
令和五年七月十五日
5
祭りの日の夜は空もにぎやか。夜空...
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炎天下 坂道上り振り向けば 海煌きて草いきれ立つ
令和五年七月十五日
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初夏の夜に 涼を求めて水まけば 土の匂ひに生命宿る
令和五年七月十五日
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わが猫の 散歩歸りの小さな頭 日向の匂ひ 懷かしきかな
令和五年七月九日
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わが膝に頭もたれし初戀の 端つこの席 教室の匂ひ
令和五年七月九日
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小学生の頃の初恋の人は、無邪気だ...
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千年後 我が家の庭に立つ人も 月を見上げて歌を詠みなん
令和五年七月八日
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千年後、ここに誰がいるか知る由も...
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雨に濡れすくすく育つ庭の草 花はつけねど麗しきかな
令和五年七月八日
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降りしきる雨の彼方にかすむ庵 今宵の宴別世界かな
令和五年七月七日
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どんな天候でも、庵の中は雅の夢の...
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初夏の夜半 蚊取り線香漂ひて蚊帳をつりさげ心うきうき
令和五年七月三日
4
夜の散歩の最中、どこからともなく...
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