痴光山さん
のうた一覧
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世に経れば悲しきことへ黙しつつ われにもありと較べはせぬが
令和五年十一月七日
6
みんな、こころに秘めてることがあ...
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今宵また「リリー、リリー」と喚ぶちちろ昨夜もお前や 負けるじゃないぞ
令和五年十一月六日
5
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公孫樹へ川風そよろ舞ふ黄葉 楕円に伏して幹を抱かず
令和五年十一月五日
6
広い河原で、草は短くて。一本の大...
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短歌誌は公募歌の魂のきらめけば歌人とふ等の売歌開かず
令和五年十一月四日
3
もう詠み疲れた方々のはどうも。お...
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白鷺は脚指をそろへて腹映す黒める川面をなづるがに往く
令和五年十一月三日
8
秋も深まりましたね。
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そのかみの女相聞する暇あれど飯賄ひしや スーパー遠し
令和五年十一月二日
2
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巨銀杏 金鱗ふりすて剥く小枝は魔女の指先 星を恋ひたり
令和五年十一月一日
5
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秋日沁む畑に剪られし茶の垣根籠められたるも花のそこここ
令和五年十月三十一日
3
茶の花は、白く、可愛いですね。
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秋日和行き交ひし老いを見送れば 婦唱夫随 の付かず離れず
令和五年十月三十日
8
前を行く奥さんの思い、後を踏む夫...
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晩秋の林に落葉の こそ と鳴るなごりの木の実や夜雨の滴や
令和五年十月二十九日
7
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公民館の文化祭終ゆる日の午後の満員御礼は 片付けの老い
令和五年十月二十八日
5
そうなんです。準備するのも、片付...
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秋深み 地に艶めきたるどんぐりも枝に残れるも ひかり弾かず
令和五年十月二十七日
5
さびしいのですが、大きな自然の輪...
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公園の電話ボックスひと絶えて間借りの木の実をつつぢ覗けり
令和五年十月二十六日
6
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日に三度妹のむつきを換ふと自転車屋「俺のは誰れが」と茶化せる真顔
令和五年十月二十五日
4
在の自転車屋のおやじです。同年配...
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荒畑のひとつを占めたる赤まんまやうやく褪めて望む白富士
令和五年十月二十四日
6
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秋木立休みの「釣り池」水面見る白鷺一羽客の顔して
令和五年十月二十三日
6
休みだからといって、へらぶな達は...
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夕刻にバス待ち黙然傘の列 打つ秋雨はひとのこころを
令和五年十月二十二日
5
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「ニュータウン」の家並は古りて人気なく沁むる秋日を木魚刻めり
令和五年十月二十一日
5
なんか「たそがれ日本」のような気...
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秋の野路ひとり遊ぶやシオカラは翅光らせて また吾へ寄りぬ
令和五年十月二十日
7
とんぼは、本当に少なくなりました...
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年賀記念の古切手の多くは五、十円使ふも減らぬかわゆき昭和
令和五年十月十九日
4
五円、十円の切手シートが、沢山。...
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