痴光山さん
のうた一覧
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音もなく秋水超ゆる堰端に 掛くる若男未だ動かず
令和六年十一月二十一日
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秋日を浴びて。時間は自分のもので...
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枝しなる柿の畑は今日収穫日 木守り残らず無きぞわびしき
令和六年十一月二十日
2
木に一つか二つ、残されてるのは、...
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「ナウい」とぞ言ふ人嗤ひし老人会 ことばの鮮度はひとの鮮度と
令和六年十一月十九日
2
時流に遅れ過ぎてはいけませんね(...
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深秋のシャッター街の本屋に灯 紙の文化の孤塁守れり
令和六年十一月十八日
6
全国的に、本屋さんが退いてるんで...
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八十路過ぎ偶に出る都心部の昼食時 背広連にぞ郷愁たぎる
令和六年十一月十七日
3
現役時代のなつかしさ。
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相聞と自然の詠ぞ短歌の本 視力老ゆれば季に浸れず
令和六年十一月十六日
5
せめて自然詠を自在にと。視力の衰...
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冬隣り返り花ぽつんと桜路 のびのび蒼穹突く皇帝ダリア
令和六年十一月十五日
3
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深秋の庭を黄に染むるつはぶきの 片方に終の小朝顔三つ
令和六年十一月十四日
2
朝顔も、ぎりぎり頑張ってますね。
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秋冷の庭隅寡黙のつはぶきは 回りを黄に染め冴え渡りたり
令和六年十一月十三日
3
この冴えも一週間なのですね。
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新免許署にて二十分後に手渡さる 写真の吾の目「いつまでやるの」
令和六年十一月十二日
4
悩みましたが、ともかくもう一度免...
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この晩秋冷雨上がればなに故や またぞろ暑気に短歌のしまらず
令和六年十一月十一日
5
本当に、この気候はどうなって来た...
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絶え間なく季運び往く荒川の 黒めき澄みて立冬告げり
令和六年十一月九日
6
そうですね。川の流れは、物語りま...
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立冬や柿の木畑に残されし 枝を撓むる赤き実わびし
令和六年十一月七日
2
もがれるのが幸せや、ただにほっと...
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ぐづぐづし彼岸遅れに墓園へと 無数の人待ち顔 秋風渡る
令和六年十一月六日
2
まったく人が訪れたことの無さそう...
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川岸の世慣れぬ小桜に返り花 見守れる秋日は いまは冬日に
令和六年十一月五日
2
冬日は、冷ややかでもあって。
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数独に酷きぽか増せば「速さ」止め 心して対峙す ボールペンに替え
令和六年十一月四日
4
恐ろしい。八十路を超えると、「初...
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文化の日蒼穹にアクロバットの編隊機 その下何画く からすの三羽
令和六年十一月三日
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賢いからすのことです、きっと「受...
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冬日滲む花菖蒲園にはさやさやと 遣り水優し株眠るらむ
令和六年十一月二日
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公園の花菖蒲園の素晴らしさ。自然...
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夕茜橋にカメラの媼「お富士山 隠れないでよ 家事は未だなの」
令和六年十一月一日
2
富士を撮る熟年女性。話しかけるご...
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遂に来ぬ車免許更新いたばさみ 自尊と自重 さて八十路越え
令和六年十月三十日
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70才前、75前、80前、85前...
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