痴光山さん
のうた一覧
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定まらぬ春に公園のハクモクレン つぼみ定まる一樹余さず
令和六年三月七日
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つぼみも、やきもきしてるでしょう...
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山茶花の闌くるも春の定まらず 気付けば椿の昏く口開く
令和六年三月二日
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何か、椿の花には、春の光を吸い取...
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広畑に点々白梅の清清と 万葉の世もかくの風情や
令和六年二月二十九日
4
桜は自生、梅は中国から。万葉集は...
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ウオーキングする春寒の土手の脇 冬ざれを染め初む「仏の座」
令和六年二月二十七日
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地味でも、春を感じますね。
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寒む虚空を群れ突く梅の徒長枝は春めき花を吹き登らせり
令和六年二月二十四日
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梅の徒長枝は、寒々しいものですね...
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早春へ梅は寡黙に寄り添ひて はじける桜は春を酔はせる
令和六年二月二十一日
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桜には、ひともよいますね(笑)
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白梅のさ枝に小黒き鳥の影うぐひすに成り済ませるや鵯
令和六年二月二十日
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街を貫き在に鎮める路の辺に紅、白、蠟梅清浄に闌く
令和六年二月十七日
3
梅だけの固有の、穢れなさを感じる...
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はや雨水花芽固くも息衝けり 今年も季のコマ落としかな
令和六年二月十四日
1
温暖化の時代ですね。
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ニュータウンは名のみの辻に動かざるふらここに乗る春雪固き
令和六年二月十三日
2
この寂しさも、また楽しんでいいの...
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田舎道小さき蠟梅春謳ふ 花冠に透ける夜来の冷雨
令和六年二月十二日
4
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雪残る川辺の枯れ穂の翡翠は 水面へちやぽん 衝きては戻る
令和六年二月五日
5
本流の脇の、小さなゆっくりした流...
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枝のみの庭のもみぢに春雨の 垂れたる水玉みな蒼穹を詰め
令和六年二月三日
3
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一望の枯野の土手に踏む小草 凍つるさみどり 大寒越しぬ
令和六年一月三十日
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大寒の冷え切る庭に震へつつ 景の仕上げの風花待てり
令和六年一月二十八日
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歌を詠むひとりとしての、せめても...
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寒中のバラ園隙なく布敷かれ 株ら貫頭衣より首伸ぶるごと
令和六年一月二十日
2
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春野見て「名も無き花よ」とひとの言ふ ひとに先立ち世に生るものを
令和六年一月十九日
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ひとの驕りですね(笑)。
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寒中に縮みて咲けるマンサクは ストレートヘアの夢見をるらん
令和六年一月十八日
2
きっとそうだと思います(笑)。
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寒中にいぶきの垣へ良き陽射し また身を晒しをるツチイナゴ
令和六年一月十七日
3
この種のイナゴは、冬に見ますね。
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家の陰の一本の低き寒椿 小花覗かせ春を寿ぐ
令和六年一月十四日
4
しみじみ、可愛いですね。
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