痴光山さん
のうた一覧
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歩かねばと門出る辛き冬空に 自然の歌草多く得る日も
令和五年十一月十九日
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夕間暮れ裏の厨に明り点きわれも立たねば ままよの独り
令和五年十一月十八日
5
わたくしの、人生なんだよなー。
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見慣れたる子らの減りゆく小学校 立冬の校庭広ごりて見ゆ
令和五年十一月十五日
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さならむと覚ゆる歌のみ選りをればさならむやの生ふ土ぞ干るべき
令和五年十一月十日
3
生意気に、言い過ぎですね。申し訳...
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世に経れば悲しきことへ黙しつつ われにもありと較べはせぬが
令和五年十一月七日
6
みんな、こころに秘めてることがあ...
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短歌誌は公募歌の魂のきらめけば歌人とふ等の売歌開かず
令和五年十一月四日
3
もう詠み疲れた方々のはどうも。お...
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そのかみの女相聞する暇あれど飯賄ひしや スーパー遠し
令和五年十一月二日
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公民館の文化祭終ゆる日の午後の満員御礼は 片付けの老い
令和五年十月二十八日
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そうなんです。準備するのも、片付...
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公園の電話ボックスひと絶えて間借りの木の実をつつぢ覗けり
令和五年十月二十六日
6
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夕刻にバス待ち黙然傘の列 打つ秋雨はひとのこころを
令和五年十月二十二日
5
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「ニュータウン」の家並は古りて人気なく沁むる秋日を木魚刻めり
令和五年十月二十一日
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なんか「たそがれ日本」のような気...
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年賀記念の古切手の多くは五、十円使ふも減らぬかわゆき昭和
令和五年十月十九日
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五円、十円の切手シートが、沢山。...
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八冠を孕む対局場の呼気浴びし「記録」の戸川君の飛躍願ひぬ
令和五年十月十三日
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王座戦第四局の記録係は、戸川悠二...
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餌をやれば凶相の野良猫は身を寄せて撫でさせ食らふ身過ぎ世過ぎよ
令和五年十月十二日
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断捨離をせねばと本棚また見れば背文字ら身を寄せこぞり見返す
令和五年十月十一日
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こころのつらさが、そうさせるので...
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基地目指す低き機体の「日の丸」は有明の月をたまゆら蝕す
令和五年十月十日
5
早朝ウオーキングで、見上げる空。...
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ミリオンセラー三十曲の美智也節深夜ラジオの芯に沁み来ぬ
令和五年十月七日
5
ああ、あの昭和三十年代!
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アナウンサー、アシスタント、ゲストが宣伝に食べだす音ぞ即 ラジオ局代ふ
令和五年十月三日
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口に含んだままおしゃべりするひと...
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鉛筆のタイムレースはミス急増 ボールペンで対峙へぢぢの「数独」
令和五年十月一日
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悲しいかな、おつむの回りがー。何...
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「今日までの最期の晩餐や」と詠み浮かび味噌溶く老いに鈴虫すだく
令和五年九月三十日
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チラリと浮かぶ雑念の一つと、申し...
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