痴光山さん
のうた一覧
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蒼穹に啼き広畑なかへと落ちひばり 無音のつつむ ぬるき春昼
令和六年三月十七日
7
響き渡るひばりの声。春ですね。
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初々しく出でたるつくしを喜々として観るそば喜々と 採る老いふたり
令和六年三月十六日
7
つくしを、いとしく思うことに、変...
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春うらら去年まで広き菜畑は未だひと無く ナズナ占めをり
令和六年三月十五日
4
以前畑で、立ち話を。「跡継ぎが、...
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この春も三寒四温は吹き荒れて 令和に戸惑ふひとも桜も
令和六年三月十三日
4
この令和、世界の動き、日本の様々...
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首飾りの如き八洲は揺れ止まず 美しき山河ぞ地神いたぶる
令和六年三月十二日
5
妬いてるので、しきりに悪さをする...
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薄日射すベンチの幼のシャボン玉 を横方に奪ひ去る春の風
令和六年三月十日
3
シャボン玉は虹色なんですよね。
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樹々萌ゆる傾面に一本花垂るるしだれ桜は 見返り美人
令和六年三月九日
6
なぜか、そう思ってしまったのです...
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定まらぬ春に公園のハクモクレン つぼみ定まる一樹余さず
令和六年三月七日
4
つぼみも、やきもきしてるでしょう...
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山茶花の闌くるも春の定まらず 気付けば椿の昏く口開く
令和六年三月二日
6
何か、椿の花には、春の光を吸い取...
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広畑に点々白梅の清清と 万葉の世もかくの風情や
令和六年二月二十九日
4
桜は自生、梅は中国から。万葉集は...
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ウオーキングする春寒の土手の脇 冬ざれを染め初む「仏の座」
令和六年二月二十七日
8
地味でも、春を感じますね。
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寒む虚空を群れ突く梅の徒長枝は春めき花を吹き登らせり
令和六年二月二十四日
5
梅の徒長枝は、寒々しいものですね...
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早春へ梅は寡黙に寄り添ひて はじける桜は春を酔はせる
令和六年二月二十一日
7
桜には、ひともよいますね(笑)
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白梅のさ枝に小黒き鳥の影うぐひすに成り済ませるや鵯
令和六年二月二十日
3
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街を貫き在に鎮める路の辺に紅、白、蠟梅清浄に闌く
令和六年二月十七日
3
梅だけの固有の、穢れなさを感じる...
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はや雨水花芽固くも息衝けり 今年も季のコマ落としかな
令和六年二月十四日
1
温暖化の時代ですね。
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ニュータウンは名のみの辻に動かざるふらここに乗る春雪固き
令和六年二月十三日
2
この寂しさも、また楽しんでいいの...
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田舎道小さき蠟梅春謳ふ 花冠に透ける夜来の冷雨
令和六年二月十二日
4
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雪残る川辺の枯れ穂の翡翠は 水面へちやぽん 衝きては戻る
令和六年二月五日
5
本流の脇の、小さなゆっくりした流...
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枝のみの庭のもみぢに春雨の 垂れたる水玉みな蒼穹を詰め
令和六年二月三日
3
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